2021年・第97回箱根駅伝について総括と感想
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2021年・第97回箱根駅伝は、最初から最後までドキドキしっぱなしでした。

最後に大逆転のドラマがあったことも、本当に感動でしたね。

最後に、2021年・第97回箱根駅伝の総括だけしておきたいので、少しお付き合いいただければと思います。

 

2021年・第97回箱根駅伝の総括

東洋大学の酒井監督がおっしゃっていましたが、「ここ数年の箱根駅伝はコンディションが良すぎた」というのが一番の感想です。

風がほとんど吹いていないか、わずかに追い風というのが続いていて、区間新記録がバンバン出て、なんか簡単に記録が出るのが当たり前のようになっていて、異常だったといえるでしょう。

高速化が叫ばれて、もう何年にもなると思いますが、厚底シューズはナイキのどれがいいだとか、そういう枝葉の部分にばかり、注目していたのかもしれません。

そうした中で、本当の走力と勝負強さの両方をあわせ持ったスピードランナーが求められているのかもしれないですね。

選手の皆さんは、さらに色々なものを身につけていかないといけないわけで、本当に大変だと思いますが、頑張って欲しいと思います。

 

シード権争いについて

今回、シード権を入れ替えは、明治大学がシードを失い、順天堂大学がシード権を獲得しました。

新たにシード権を獲得したのは、予選会をぶっちぎった順天堂大学、たった1校だけでした。

上位進出が濃厚といわれた中央大学は、今回も届きませんでした。それだけシード校の壁は厚いということですね。

今後も実質的なシード権の枠は1校か2校でしょう。

それもシード校の中で、ブレーキする選手が出るなどのミスが出ることが前提条件です。

「シード権獲得が目標!」と口にするのは簡単ですが、かなりの覚悟と準備が必要だということだと思います。

10位に入った東京国際大学もスカウトをかなり強化しており、新1年生には有望な選手がたくさん入学してきます。

当たり前ですが、シード校の中には、弱い大学なんか1校もありません。

明治大学と中央大学はシード権を狙ってくると思いますが、現在のシード校の壁は相当厚そうです。

この2校以外は、来年はまだまだ問題外というのが現実だと思います。

そして、この2校も直前の下馬評がどれだけ良かったとしても、絶対に油断してはいけません。

 

予選会の突破について

10月に行われる予選会も、きわめて厳しい戦いになることは間違いありません。

ある程度の予想はできるでしょうが、そうした予想も大ハズレすることは、昨年の結果を見ても明らかです。

何より予選会のコースも、以前のコースに戻るのか、前回と同じ周回コースになるのかさえ、誰にもわかりません。

また前回は、雨が降って気温が上がらず、超高速レースとなりましたが、今年はカンカン照りになって、一昨年のように気温が20度を超えるかもしれません。

出場校はあらゆる状況を想定して、準備していかなければなりませんので、相当頭を悩ませることになりそうです。

そして、前回予選会を敗退した大学にとって、実質的な枠は1つか2つです。

くわえてその1つか2つしかない枠に、前回まさかの敗退となった中央学院大学が入ってきます。

そうなると、もう枠は1つしかないと考えるのが自然ですね。

メチャクチャ熾烈な戦いとなることは間違いありません。箱根駅伝に出場するということは、それだけ大変で、それだけ価値があるということです。

見る方は楽しいですが、走る選手はピリピリすることでしょう。

最後に、予選会から勝ち上がった大学が、箱根本戦でシード権を取れる可能性は極めて低いと思います。

そういう意味でも、予選会はぶっちぎって勝つくらいでないと、本戦では戦えないということも肝に銘じて、頑張って欲しいと思います。

 

 

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各出場校について感じたこと

全出場校について、個別に感じたことを述べておきたいと思います。

ここでは手厳しいことも書いていますが、どの大学も素晴らしい走りを見せていただき、大感動でした。

期待を込めて、思っているところを述べたいと思います。

 

1位・駒澤大学

4年生をあんなにメンバーから外すとは思わなかったですが、今回3年生が思わぬ大活躍をしたことで、総合優勝しました。

 

駒澤大学は毎年、アクシデントというか、大ブレーキをやらかすので、今年も優勝はちょっと難しいかなと思っていました。

しかし、今回は全くミスがなく、全員があきらめずに走り、最後に大逆転して素晴らしかったと思います。

 

ただ、少し創価大学を甘く見ていたのか、なかなか捉えられなかったですし、創価大学のミスに助けられた面も否定できません。

逆にその分だけ、まだ伸びしろがあると考えることもできます。

 

田澤選手はちょっと期待外れではありましたが、各校のエースが集まる2区で、15位から8位にまで上げられるのは、やはり彼しかいないと思います。

あとは、3区の小林選手、5区の鈴木選手、6区の花崎選手、10区の石川選手が、特に素晴らしかったですね。

もちろん他の選手も、あきらめずに前を追いかけ続けたことが、最後の大逆転に結びついたと思います。

今回走ったメンバーは9人も残りますし、補欠の選手にも強い選手がたくさんいます。

黄金時代を築いて、『令和の常勝軍団』になっていって欲しいと思います。

 

2位・創価大学

正直なところ、シード権すら厳しいと思っていましたが、まさかここまで戦えるとは思いませんでした。

 

高校生の選手のスカウトはまだ当分は厳しいと思いますが、今後も継続して好成績を残せるようになれば、大学名を気にしない好選手が取れるようになるかもしれません。

かつてのPL学園のように、宗教的なバックボーンに関係なく、地道に努力して強豪校になっていって欲しいなと思います。

 

あと、小野寺選手には厳しいことを言わせてもらえば、いかなる理由があれ、あれだけの秒差を逆転されたのは、やはり戦犯モノです。

今後もし1回でも、ああいった大ブレーキや、ふがいない走りをしてしまえば、僕が監督なら怖くて使えません。

何が足りなかったのか、何が問題だったのかを、しっかり分析して真摯に反省し「絶対に見返してやる」と決めて、強さを身につけて、リベンジを果たして欲しいと思います。

 

ただ、今回の躍進で油断して「あれっ?!去年はあんなに強かったのに…」と言われて、足下をすくわれないようにして欲しいと思います。

あと、どうでもいいことですけど、タスキがユニフォームと同じ柄なので、デザイン変えたら?と思います。

2区のムルワ選手が戸惑っていたので、わかりやすく違う色にするとかしてみてはと思っています。

 

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3位・東洋大学

正直、シード権を失うとすれば、東洋大学だと思っていましたが、それは失礼な認識でした。

特に、2区を走った松山和希選手にはびっくりしました。

あの各校のエースが揃った中で、あれだけの成績を残せるのはすごいとしか言いようがありません。

今後は東洋大学のエースとして、大活躍していってくれることでしょう。

 

5区の宮下選手も王者感がハンパない走りで、グイグイ追い上げていて、本当に頼もしかったと思います。

その他の選手も大きなブレーキはありませんでしたし、やはり酒井監督の調整力は素晴らしいなと思いました。

特に、10区の清野選手は一度、青山学院大学に抜かれながらも、そこからしっかり粘って、終盤に抜き返して3位に入ったのはすごかったと思います。

 

東洋大学の選手は、トラックの持ちタイムはそれほど残せていなくても、しっかりラップタイムを踏んで、粘り強く走れる選手が多いですね。

どの選手もそうした渋い走りができるところが、玄人好みなのかもしれません。

4月には、スーパールーキー石田洸介選手も加入しますので、彼は本当に楽しみです。

次回は優勝争いを期待したいですね。

 

4位・青山学院大学

神林選手が直前で、不運にも疲労骨折したことで、歯車が狂ったというか、全てが崩れてしまった感じでした。

 

それにしても、今大会の原監督の采配には、僕は少し首をかしげたくなるというのが、正直な思いです。

 

5区の竹石選手ですが、足の痙攣ばかりに目がいきますが、7kmの大平台のヘアピンカーブの時点で区間18位、5区全部でも区間17位。

痙攣がなくても、ちょっといただけない成績ですね。僕としては今後のことも考えて、2年生の脇田選手を起用すべきだったと思います。

 

あと、2区の中村選手も、まだエース区間は少し荷が重かったように思います。

2区・飯田選手、3区・中村選手、9区・湯原選手にすれば、もっと良かったのになぁと思います。

せっかく選手層がどの大学よりも厚いことが強みなのに、それを全く活かせていない采配だったとしか思えません。

 

一番信頼できる神林選手の離脱で、チームも監督も動揺してしまい、冷静さを保てなかったのではないかと思います。

それでも来年は、九州学院の鶴川選手のようなトップ選手も加入します。

くわえて岸本選手や宮坂選手も復帰するので、今後も優勝候補であり続けると思います。

 

5位・東海大学

全日本大学駅伝での強さを見ていたので、すごく期待していたのですが、ちょっと期待外れでした。

 

他の大学が「1区はみんなが牽制しあって、スローペースになる」と読み切っていたのに、逆にハイペースになると読んでしまい、エース塩澤選手を1区に使ってしまったことが、まず大きな失敗でした。

その他にも、1年生の喜早選手が安定せず起用できなかったこと、選手層が薄かったことなど、敗因はたくさんありますね。

 

しかし、1年生の石原翔太郎選手の強さが、本物であることが証明されたことは大きな収穫であり、彼には東海大学のエースとして、どんどん活躍していって欲しいです。

ただ、石原選手以外では、全日本大学駅伝くらいの距離なら強くても、箱根の距離になると意外とモロかったなと感じました。

僕が個人的に期待している喜早選手はまだ1年生の19歳ですから、身体と心が安定しなかっただけだと思います。

この1年、ケガなく練習を積んでいくことができれば、次第に安定してきて、主力になっていけると思っています。

あと、東海大学のユニフォームは昔の水色の方が、個人的には好きです。今のデザインは他校と似ていて、オリジナリティに欠けると思います。

 

ただ、4年生の名取、塩澤、西田の3選手の抜ける穴は、そう簡単に埋まるものではありません。

それでも、新1年生には強い選手がかなり入ってくるので、彼らの中から即戦力が何人か出てきてくれれば、上位に入ることは何ら問題ないでしょう。

 

6位・早稲田大学

往路は3位以内に入ってくると思っていましたが、太田・中谷のWエースがここまで悪いとは思いませんでした。

僕も見に行ったのですが、12月4日の日本選手権に出ていた選手は、かなり苦戦しましたね。

 

5区の諸富選手については、もう少し時間をかけて、調整をしっかりしてあげて欲しかったなと思います。これにめげず頑張って欲しいです。

来年はWエースが4年生になりますし、ここで良い成績を残せなければ、しばらく低迷するのではないかと、少し心配しています。

その中で、Wエースの不振を忘れさせてくれるくらい活躍を見せた鈴木創士選手は、長い距離とロードの強さを見せてくれましたし、心強いですね。

 

早稲田大学については、ちょっと苦言を呈しておきたいです。なんといっても、長距離部員数が少なすぎます。

誰もが行きたがる超ブランド校ですから、トップ選手には来てもらえると思います。

しかし、他校にくらべて半分の部員数では、何かトラブルが起きれば、もうどうしようもありません。

下手にそこそこの成績をずっと残せていることから、何の改善もなされていないと感じます。

これでは悪い結果になったときに、相良監督1人に責任を押しつけられ、首をすげ替えられるだけで、根本的な解決にならないのではないかと危惧しています。

大学側のサポートがまったく足りていないところが、早稲田大学の最大の弱点だと言えるかもしれません。

 

7位・順天堂大学

懸念していたが、1区2区をしっかり我慢できていたと思います。

三浦龍司選手はかなり騒がれていましたけど、やはり全日本大学駅伝レベルと箱根駅伝レベルは全然違うなという感じでしたね。

それでも1年生の中では1位ですし、先頭と31秒差ですから、十分に及第点だと思います。

 

それよりも、2区の野村優作選手がよく粘っていましたね。

帝京の星選手、國學院の中西選手と競り合いながら、田澤選手に抜かれても冷静に対処していました。

僕は順天堂大学のMVPは、野村優作選手だと思っています。

 

そして、向かい風が吹く悪コンディションの中でも、この位置をキープできたことは、順天堂大学として今後の飛躍につながると思います。

選手層の厚さを活かしつつ、新たな選手の発掘をして、さらに上位を目指していって欲しいですね。

 

8位・帝京大学

期待した1区2区が振るわず、危機的状況でしたが、3区の遠藤大地選手が帝京を救いました。

遠藤選手の活躍がなければ、帝京大学はそこで終わっていたでしょう。下手をすると、明治大学や中央大学と同じ轍を踏むところでした。

 

4区・中村選手も前を抜いたにも関わらず、後から抜き返されるなど、今ひとつ締まらなかったのが残念。

しかし、5区の細谷選手が区間賞を取って、あそこまで走れるとは思わなかったです。

これまで山が苦手だった帝京大学にとって、大きな自信につながることでしょう。

細谷選手には、帝京大学が山の苦手意識を払拭するところまで、下級生に上りの走り方の秘訣を伝えながら、活躍していって欲しいです。

 

6区の三原選手は途中で疲労骨折するという不運もあったものの、得意なはずの復路で追い上げが出来なかったのは、ちょっと心配。

来期は主力の多くが卒業してしまうので、少し苦しい戦いが予想されます。

次回大会は、中野監督の真の育成力が問われることになるでしょう。僕はそれほど心配していませんが。

 

9位・國學院大學

1区2区のWエースの低迷を考えれば、シード権内でよく踏みとどまれたと思います。

また、4区も不振を極めたことも、前田監督にとっては誤算だったに違いありません。

3区の臼井選手、5区の殿地選手が流れを何とか押し戻したので、この2人がMVPかなと思います。

 

心配された復路の方が頑張ったのは皮肉かもしれないですが、中間層もしっかり鍛えられていたといって良いと思います。

特に昨年はギリギリで出場できなかった9区の高嶌凌也選手が本当によく粘って、國學院大學を救いました。

昨年は悔しい思いをして、最後の箱根駅伝に対して熱い思いがあったのだと思います。

 

ただ、中間層が育ってきたというのは現4年生の話であって、1・2年生がなかなか育っていないのは、前田監督にとっても頭の痛い問題でしょう。

もちろんここから強化していくと思いますが、このままの状態だと来年はシード権を失いかねない。

しかし、新1年生の中には有望な選手が複数人いますので、これらの選手の中から、何人かは即戦力が出てくるに違いないと思っています。

國學院大學の躍進が一時的なものなのか、これからも続いていくのか、真価が問われる1年になりそうです。

 

10位・東京国際大学

正直なところ、悪コンディションの中で、明治大学と中央大学という有力校にミスが続出してくれたことが、ギリギリでのシード権獲得に寄与したと思います。

それでも、2年連続でシード権を取れたことは、とても大きい。

スカウトをかなり強化していることから、強豪校の仲間入りを果たしていくことになるでしょう。

 

それにしても、化け物イェゴン・ヴィンセント選手はやはり規格外でした。

拓殖大学のラジニ、創価大学のムルワという留学生さえも、簡単に蹴散らしてしまった。

なにしろ最初の10kmの入りが27分45秒という、信じられないタイムだったのは、本当に驚きました。

あの悪コンディションの中で、相澤晃選手の区間記録を破るのは並大抵ではありません。

区間2位のライモイ・ヴィンセント選手が1時間7分9秒でしたから、1分20秒差です。

前回のような良コンディションであったら、1時間4分30秒くらいになってしまうことでしょう。

ヴィンセント選手本人は、次は4区を希望していますが、4区では相当遅れて、下位からスタートということもあり得る。

やはり2区で無理矢理にでも、東京国際に良い流れをもたらして欲しいと思ってしまいます。

 

他には、4区をしぶとく走った2年生の宗像選手は、今後に期待したいです。

あと、7区の佐伯選手。兵庫県民おめでとう!素晴らしい学生最後の走りでした!

今後については、新1年生のスカウトに大成功していて、来年は新戦力に期待したいと思います。

 

11位・明治大学

優勝候補といわれながらの、この無残な成績は、僕も全く予想していなかったです。

1区2区の苦戦はある程度は予想していましたが、3区以降で立て直せるかと思いきや、そのままズルズル後退したのは意外だった。

 

8区の大保海士選手の区間賞の走りがなかったら、どうなっていたことかと思うと、恐ろしくなります。

 

全日本大学駅伝と箱根駅伝は全く別物なんだなと、改めて思い知らされました。

明治大学は実力が上がってきたとはいえ、まだ箱根で優勝を狙えるような段階ではないように思いますが、どのように立て直してくるか楽しみでもあります。

また、新入生の中にも即戦力になりそうな選手がいるので、そうした選手と既存戦力がうまくかみあって、どんどん高め合っていって欲しいなと思います。

 

12位・中央大学

実力はあるはずなのに、懸念されていた1区2区が、モロに足を引っ張ってしまい、悲惨な結果となってしまいました。

中央大学は平均してレベルが高いけれども、1区2区を他校と勝負できるという意味で、走れる選手がいません。

今回、仮に1区に吉居大和選手を起用していたとしても、結果はあまり変わらなかったでしょう。

 

特に2区で、他校エースに食らいつける選手がいなければ、戸塚中継所でトップから3~5分くらい離れて、上位校は遠ざかっていくだけでしょう。

他校の誰が相手でも、絶対に負けないというエースが必要です。

今後、吉居選手にかかる重圧は大きいと思いますが、頑張って欲しいと思います。

 

来年以降もこのまま低迷を続けるようだと「なぜ中央大学OBの榎木和貴を、創価大学に持っていかれてるんだ」などと騒がれてしまい、藤原監督の進退問題に発展しかねません。

速さとともに勝負強さを身につけて、来年こそシード権を獲得していって欲しいと思います。

 

13位・神奈川大学

往路は特に善戦しましたし、前評判以上にしっかり戦えていたのではないでしょうか。

ただ、それは1区2区が予想以上に善戦したことが要因であって、一番大事な2区を走った井手選手は卒業してしまいます。

そして、5区の北﨑選手も卒業ですから、2区と5区を走れる選手をいかに作れるかが、今後の神奈川大学の課題だと思います。

 

現1年生はかなり逸材揃いなので、この選手たちが、今年1年でどこまで成長できるかが、神奈川大学の命運を握ることになります。

特に、10区を区間2位で走った1年生の佐々木亮輔選手は自信を深めたでしょうし、来年は往路の主要区間を担うことになるでしょう。

 

新入生からも逸材が出てくるようなら、今後が非常に楽しみになってきます。

ですが、まずは2区5区で勝負できる選手の目星をつけていくことが重要でしょう。

1区を好走した呑村選手、10区の佐々木選手を軸に、強い神奈川大学を見てみたいと思います。

 

14位・日本体育大学

1区2区で良い滑り出しを見せたものの、後はズルズルと後退するだけでした。

もう少し上げていって欲しかっただけに、歯痒いというか、残念でした。

1区の藤本珠輝選手、2区の池田耀平選手の2人は、他校相手でも全く引けを取らない走りでした。

 

しかし、主力の4年生が大量に卒業してしまうので、来年の日体大は相当厳しいと言わざるを得ない。

でも、その主力が走っても14位だったわけだから、その人たちが抜けたどころで、マイナスは少ないとも思うことができる。

周囲はいろいろ言うかもしれませんが、玉城監督はあせらずじっくり育成していくしかないと思います。

日本体育大学に元気がない箱根駅伝なんて、ありえないでしょう。選手の皆さん頑張ってください!

 

15位・拓殖大学

主力の桐山選手、吉原選手、兒玉選手の3人までもが、故障で離脱してしまっては、どうしようもなかった。

2区でラジニが順位を6位まで上げたところまでは良かったけど、3区4区で大きく下げて、5区で主将の石川選手がシード権内に押し上げましたが、復路は打つ手なしという感じでした。

 

ただ、次期主将の合田選手が好走しているし、2区のラジニも健在です。

ケガ人が戻ってきて、新戦力が着実に育ってくれば、拓殖大学は依然として面白い存在といえるでしょう。

そのためにも、鬼門の予選会を着実に突破しなければならない。

相当厳しい戦いになりますが、来年の箱根駅伝でも拓殖大学を見たいと思います。

あと、拓殖大学のユニフォームは後ろが迷彩柄みたいになっていて、今回出場した大学の中で、僕は一番好きなデザインです。

 

16位・城西大学

もっとやれると思っていましたが、12位予想にしたのは僕の買いかぶりだった。

1区2区はまぁまぁだったのに、3区4区を走った4年生が台無しにしてしまった。

4年生はあんなダルイ走りをしては絶対にいけないと思います。

 

それでも、貴重な収穫は山の特殊区間でした。

5区の1年生・山本唯翔選手はまさかの大活躍。これで5区は考えなくていいので、平地区間に集中できる。

6区の山下りも、タイムはまぁまぁだったので、ここもケガさえなければ考えなくてもいいですね。

城西大学は現1年生に逸材が多いので、1年間、櫛部監督の下で成長していって欲しいです。

学生スポーツは4年で全ての選手が入れ替わるわけですから、1年1年しっかり強化していくことができれば、城西もいい戦いができるのではないかと思っています。

あと、城西大学のユニフォームのデザインも、拓殖大学と同じくらい僕は好きです。

 

17位・法政大学

1区に、エース鎌田航生選手を入れてきたのは驚きました。

ケガで主力がかなり離脱してしまい、出遅れだけは避けるための苦肉の策だったそうです。

 

それでもエース鎌田選手が、意地と実力を見せてくれました。後ろを走る選手の勇気につながったと思います。

残念ながら、法政大学は選手層が薄く、その後は順位を下げてしまった。

しかし、まずは絶対的エースが健在であり、他校のエースを相手にしても勝てることが証明されたことはとても大きいと思います。

目標となるエースがいることは、他の選手にとって参考になるし、いるだけで心強いですね。

今回、2年生と3年生を主体としたチームだっただけに、次回大会は何としてもシード権を取りたいところです。

 

18位・国士舘大学

今回の1区の走りを見て、1区に1年生を起用するのは、やはりキツイなという印象をもちました。

今回のようなスローペースはそうそうないので、今後はやはり1年生の起用は、よっぽどの選手でなければやめた方がいいと思います。

もし1区がハイペースになっていたら、前回の二の舞になるところでした。

 

「シード権を狙います!」と言うのは簡単ですけど、力が抜き出ているシード校を、なぎ倒していかないといけない。

それを成し遂げるだけの気概と準備はできているのか?実力はついてきているのか?

負け癖がついていないか、よくよく検証して立ち向かっていって欲しいと思います。

 

19位・山梨学院大学

4区のポール・オニエゴ選手が区間賞を取った以外には、残念ながら見せ場はなかった。

しかし、オニエゴ選手と練習して、しっかり着いていくことができれば、区間賞を取れるという目標になるので、選手の皆さんは頑張って欲しい。

 

レースについては、主力の瀬戸選手が欠場したのは大きかったですね。

主力の選手が出られないことで、ガタガタになってしまった。チームの主力が離脱すると、チーム全員が動揺してしまう。

青山学院大学を見ても、そのことは明らかで、練習はしっかりしないといけないけど、離脱されるのはもっともっと痛い。

ケガは避けられないけれども、しっかり備えてまた箱根路に帰ってきて欲しいと思います。

 

20位・専修大学

予想はしていたものの、箱根駅伝・本戦は全く歯が立たなかった。

それでも、今年はまず出場して、7年ぶりに箱根駅伝の経験を積んだということでいいのではないか。

 

4月には、新入生で大分東明高校で大活躍してきたダンカン・キサイサ選手が加入してきます。

日本人選手だけで箱根駅伝予選会を突破してきた専修大学にとって、大きな戦力であり、お手本となる貴重な存在です。

日本の生活にも慣れているでしょうし、専修大学で大暴れしていって欲しいですね。

そして今回、箱根駅伝を走った選手は「来年も絶対に箱根駅伝に出て走りたい」と思っていることでしょう。

来年は箱根駅伝で、もっと上の順位を目指して頑張って欲しいと思っています。

 

オープン参加・関東学生連合

1区の麗澤大学・難波天選手の走りは先頭争いもしていて、素晴らしかったですね。

しかし、その他の選手はほとんどTV画面には映らなかったのが残念でしたね。

 

筑波大学の弘山監督が言っていたように、関東学生連合の選手はオープン参加のため、記録は残らないし、順位もつかないので、モチベーションが湧きにくい。

やはり10位以内相当になった場合は、予選会の枠を増やしてあげるなど、何かモチベーションを上げられる方策を考えてあげて欲しいです。

さらに、個人成績はしっかり残してあげて欲しい。

そうすれば、彼らはもっともっと良い走りを見せてくれると思います。

 

最後に

2021年・第97回箱根駅伝についての総括・感想と、新入生について、いかがだったでしょうか?

今年も大興奮、大感動を与えてくれた箱根駅伝。本当にありがとう!

選手の皆さんにはケガに気をつけて、頑張っていただきたいと思います。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

 

 

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