世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。
経済が死なないようにバランスを取りながら対策していって欲しいところでしたが、思った以上に感染が進んでしまい、なんでも自粛せざるを得なくなってしまい、経済もストップしてしまいました。
この後も、コロナウイルスはそう簡単には収束しないでしょうし、そもそも完全に収束するのは無理だと思います。
毎年のインフルエンザも、形を変えながら一定の流行があるわけですから。
そうした中で、今後どのように、日本そして世界が形成されていくのか、具体的なことはまだ誰にもわかりません。
ただ、どちらにしろ、コロナウイルスによって、社会は大きく変化していくのは避けられませんし、個人として変わっていく中でどのように生きていくのかが重要になってくると思います。
自分の頭の中を整理するためにも、どのように社会が変わっていくのか考えてみました。
まず、コロナウイルスはそう簡単には収束しないでしょう。まずコロナウイルスとともに、どう生きていくか収束させていくかが重要ですね。
こんなときでも米中冷戦
最初に感染が始まった中国では、ITで完全に国民を監視管理していますから、強権で押さえ込んだことで、コロナウイルスも押さえ込めているようです。
「そんなもん信用できるかい!」と日本人は言うでしょうし、アメリカも言いますけど、それは米中冷戦が影響していますから、何が本当なのかはわかりません。
いま外国人を自国に受け入れれば、コロナウイルスの第2波が広がることが予想されますので、しばらく鎖国状態になるでしょうね。
どう収束させていくのか
『今は仕方がない。みんなで辛抱しよう』と言いますが、いつ、どのように経済を復活させていくつもりなのでしょうか?
発表されるコロナ感染者数なんて、全く当てになりませんね。
PCR検査の数を絞っているので、相当数いるであろう感染者の中で、重症と思われる人だけを検査しているわけですから。
そう考えると、当面、陽性患者の割合は減るどころか増えていくでしょう。
↓
②いったん解放するが、変異したウイルスが新たに感染していく。
↓
③変異したコロナウイルスに感染した人がまた治して、新しく抗体が出来てだんだん収まっていく。
その繰り返しになると考えるのが、自然ではないでしょうか。
しかし、そうした事態に便乗して政権批判をすることで、その受け皿になることを狙う輩が跋扈して現れるでしょうね。
こういう輩が一番ムカつきますけど、大勢の人たちが騙されてしまうでしょうね。
予想することは簡単ではありませんが、以下のようなことが起きるのではないかなと思っています。
・各国の政治不信と、それに便乗する輩が調子に乗る
・景気後退は避けられない。世界恐慌クラスの不況も
・衛生や健康意識が変化していく
・非接触社会が本格化にスタート
・人種や国籍による差別が表面化する
・高齢者の痴呆が進み、介護業界が崩壊する
・スポーツジム、演劇などのコト消費が壊滅する
・どこに住むかに注目が集まる
・サラリーマンの副業がさらに身近に
・リモートワークやフリーランスが増える
・生き方、働き方がどんどん変化していく
社会の変化
アフターコロナでは、社会構造の大きな変化を伴っていくと思います。ひとつひとつ考えてみました。
グローバリゼーションの逆走。世界が分断。
インターネットによって、世界はひとつになると言われてきました。でも、実際は、世界は3つの規格に分かれています。
〇中 国の規格-中国、中央・東南アジア、アフリカなど
〇ヨーロッパの規格-EU、ロシア、イギリスなど
『国境は取り払われ、世界はひとつにつながる』という幻想はなくなり、仲が悪い国や個人は付き合わなくなるでしょう。
『いや、コロナで大変なんで、お互いに距離を取りましょう』と。
独自の経済圏を形成して、分かれていくのではないでしょうか。
第一次世界大戦後の不況時において取られた「ブロック経済』のような感じですね。
緩やかにつながりながらも、そのときそのときで有利な方向に流されていく。そんな気がしています。
各国の政治不信と、それに便乗する輩が調子に乗る
国や政府にとっても初めての事態ですから、なかなか有効な手を打てない可能性が高いです。
どこの国も大型予算を組んで、景気対策をせざるを得ないでしょうが、そんなに簡単にお金をポンポン出せるわけではありませんから、どうしてもケチくさくなってしまうでしょう。
そうすると「大阪維新の会」のような連中が騒ぎ立てるでしょうね。
彼らはそういうやり方でのし上がってきたので、『政府や国会議員はだらしない』と騒ぎ立てるに違いありません。
僕も「政府や国会議員はだらしない」とは思いますが、こういう事態を経験していないのですから、ある程度は仕方ありません。
10万円給付が決まりそうですが、あれだって相当いろいろな調整を行っているはずです。
都道府県の知事たちは自分たちには財源がないのだから、国が払うのが当たり前と言っているだけですね。
『その財源がないのも、前の知事が悪かったから』と、前任者の責任にしてしまうことでしょう。
そんなことで簡単に騙される人が多いことに、ほとほと嫌気が差します。
ちなみに、ヨーロッパのお金がない国だと、本当に何もしてもらえないそうです。マスク2枚でももらえるだけマシなんだとか。
逆に、台湾はうまくコロナウイルスを押さえ込みました。
台湾は、立場上WHOに加盟できない国ですから、忖度なしに鎖国して封じ込めてしまいました。
アメリカと中国の板挟みになっているという意味で、日本と台湾は立場が近いので、今後より親密になっていくでしょう。
中国やシンガポールは一党独裁ですから、ITやドローンカメラで徹底的に国民を監視して、ウイルスを押さえ込んでしまいました。
変に進むと困りますが、こういうときには民主主義より優秀かもしれません。
景気後退は避けられない。世界恐慌クラスの不況も
コロナウイルスを警戒しすぎるあまり、経済を殺してしまいました。
日本はサラリーマンが多いですから、あまり真剣にこの事態を憂慮している人は少ないように思います。
それでも、企業の収益は大幅に落ちますから、賃金下落・消費抑制・倒産増加・大量解雇などが、どんどん顕在化されていくでしょう。
↓
②賃金下落、収入がなくなる
↓
③消費抑制
↓
④物価下落
特に、ホテルや観光業界は、東京五輪をあてにしてかなりの投資をしてきたので、一発アウトかもしれません。
自殺者が増えることは避けられない
社会不安が起こり、学校に通えなくなる生徒が出てきたり、自殺者が増えることでしょう。
暗くて長い不景気になってしまうでしょうね。
社会全体がギスギスして、落伍者は努力が足りないからだという無責任で冷酷な意見が社会を覆っていくような気がしています。
国同士でもいざこざが増えて、第三次世界大戦が起こるかもと言う人までいますが、さすがにいい加減にして欲しいですね。
衛生や健康意識が変化していく
いま感染拡大が止まらない欧米諸国は、家の中でも靴を履いたままの地域も多いのだとか。
アジアの国の方が、家では靴を脱いで、清潔にしていますね。
日本人など、アジア人の清潔好きは、世界から注目されるかもしれません。
非接触社会が本格化にスタート
テレワークやリモートワークが進んでいくでしょう。無駄な会議が減って良くなったということになるかもしれません。
コロナウイルスのおかげで、社会変革が進むことになるでしょう。
コンビニなど店舗でも、店員がいなくて○○ペイで全部支払いとなっていくことは間違いないでしょう。
人種や国籍による差別が表面化する
欧米では、中国人や日本人が『コロナボーイ』と呼ばれて差別されたりするそうです。
政治家が自分と意見の違う人をやり玉にあげて、つるし上げにしているのを見ていると、いつどこで自分も同じ目にあうか、わかったものではありません。
人と違う特徴や主義主張を持っていたりすると、どうなるかわかりませんね。
LGBTなども理解が進みつつありましたが、もしかしたら揺れ戻しなどが起こるかもしれません。
彼らが病気を蔓延させたとか、言いがかりをつけようと思えば、いくらでも世論操作されそうですからね。
差別は広がるかもしれませんが、逆に、人と接触する価値が上がるかもしれません。
自分にとって、大事な人以外とは会わなくなる。人と付き合うことに対して、敷居が高くなる分、人と会うことは価値を生むでしょう。
個人の変化
社会が変わる以上に、個人の意識が変わり、行動も変わっていくはずです。特に、若い人の変化にオッサンらは付いていけなくなるでしょう。
DVが増えて、顕在化する
在宅することが増えたことで、DVについての相談が急増しているそうです。
また、悲惨な事件を見聞きすることが増えてしまいそうです。
高齢者の痴呆が進み、介護業界が崩壊する
高齢者の在宅時間が増えれば、運動不足になります。
その期間が延びれば延びるほど、痴呆が増えて、介護崩壊が起こるかもしれません。
ついこの間まで元気だったのに、親の介護が必要となる可能性は高くなりますね。
『ウィズ・コロナ』『アフターコロナ』の時代には、身近な家族や親との関係も、どう向き合うのかということを、真剣に考えざるを得なくなりますね。
スポーツジム、演劇、マッサージなどのコト消費が壊滅する
K-1がえらく叩かれていましたが、スポーツジムなども経営が立ちゆかなくなり、倒産が増えるでしょう。
また、演劇などでも、300人入る劇場でも100人までしかお客さんを入れないなど、色々と影響が出るでしょう。
マッサージなど接触を伴うサービスなども、なかなか復調するのは難しいでしょう。
レストランで食事する機会も減るでしょうし、夜の飲みの機会は激減するかもしれません。
銀座や北新地など、各地の歓楽街はかなりの影響を受けそうです。
また、移動するだけで非国民みたいな扱いをされるようになると、旅行業界は壊滅するかもしれません。
そうなると、コト消費の価格は上昇して、壊滅するかもしれません。
その分、モノ消費に向かうでしょう。社会不安の度合いにもよるでしょうけども。
どこに住むかに注目が集まる
テレワークやリモートワークが進むと、必ずしも首都圏や大都市圏に住む必要はなくなります。
これまでは仕事に通うために、住む場所を選択していく必要がありました。
しかし、どこにいても仕事ができるのであれば、自分が快適さを感じる場所、住みたい場所に住んで、必要なときだけ首都圏に出て行こうという人が増える可能性があります。
特に、家族持ちの場合は、『より広い家に住みたい』『生活スペースとは別に、仕事をするスペースが欲しい』などという欲求が生まれてきます。
現に、巣ごもり消費として、約10万円するゲーミングチェア(長時間ゲームする用に造られたイス)がかなり売れているようです。
仕事を選べる力がある人は郊外へ、そうでない人ほど都心に住むようになるかもしれません。
サラリーマンの副業がさらに身近に
今回のコロナ騒動で本当に怖いのは、これからの未曾有の不景気です。今きれい事を言っている人の中からも、脱落者が多数出ることでしょう。
今後も、こうした騒動は起きる可能性があるわけですから、できるだけ人に頼らずに、非接触で済ませられるように、仕事を構築していくのは当然のことです。
それだけに、雇われる方も自己防衛をしていくことになります。
副業を始めて、複数の収入源を持とうとする意識は今まで以上に進むはずです。
かなり厳しい過当競争になっていきますね。
ただし、それに平行して、詐欺まがいの情報商材などが雨後の筍のように湧いて出てきそうです。
リモートワークやフリーランスが増える
リモートワークが増えていくにつれて、転職はもう当たり前になっていくでしょう。
また、いま勤めている会社から仕事をもらいながら、他社の仕事も受けていこうとするフリーランスも増えるでしょう。
特に、若い人にとって『会社に一生勤めるのは、何のメリットがあるの?』という感覚になってきているように感じます。
会社側も、若い人に高い能力を求める割に、十分にその努力に報いていくことができずにいますし、若い人にとって魅力的に映る会社の方が少なくなっています。
その一方で、自分の生き方・働き方を魅力的に発信する人がたくさんいます。
その人たちの方が、会社勤めしか知らないオッサンらより、よほど魅力的に映るはずです。
しかし、リモートワークは良い面ばかりではありません。
顔を突き合わせない分、頑張っている『課程』は全く評価されなくなります。アウトプットされたもの『結果』だけしか見てもらえないようになります。
「あいつも長く勤めて頑張っているから、そろそろ主任にしてやろう」という浪花節みたいなことはなくなっていくでしょうね。
生き方、働き方がどんどん変化していく(特に若い人から)
アフターコロナでは、いったんは元の生活に戻るでしょう。
また、同じように会社に通って、残業してという今までと変わらない生活にいったんは戻るはずです。
しかし、人間の意識は二度と元には戻りません。
巣ごもりして、自由に生きる素晴らしさを、ほとんどの人が知ってしまいました。
元の会社員生活に戻ったときに、『なんで、こんな無駄な会議するの?』『こんなやり方って、バカなんじゃないか。』『自分が本当にやりたい仕事に打ち込みたい』など、そういう考えがどんどん膨らんでいくはずです。
そうなると、どうやっても変わらない組織にこだわるより、もっと自分らしく生きていきたい。
そう考えるようになります。特に、若い人は少々失敗しても、いくらでもやり直しがききます。
もうこの流れは止まらないはずです。
最後に
アフターコロナはこんな風に変わっていくのではないかと思うことを綴ってみました。
さっそく学校が9月から新学期開始になりそうですし、いろいろ変わっていきますね。
どちらにしろ、人類はどんどん進化していくはずですし、昔いわれたIT革命がようやく本来の形に進んでいくことになるでしょう。
しっかり勉強して、対応していきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。