今回、生口島に旅行した目的のひとつは、島ごと美術館を見て回ることでした。
しかし、せっかく離島?に来たからには、他にも何かないかなと思い、調べてみると、未来心の丘というのが見つかり、行ってきました。
ここは、生口島の瀬戸田港からも近いですし、インスタ映えもするのでオススメです。
今回は、未来心の丘と耕三寺について、お話をさせていただきます。
目次
未来心の丘とは
未来心の丘は、広島県尾道市の生口島にある、耕三寺の中にある大理石の庭園です。
耕三寺は、生口島にある浄土真宗本願寺派の仏教寺院です。
生口島で育った耕三寺耕三が、大阪で行っていた事業で成功し、母親のために別荘を建てたことが耕三寺の始まりとなりました。
母親の死後、母親の別荘から耕三寺へと整備していき、日本の著名な歴史的建造物を真似た伽藍を建てていき、現在に至ります。
平成に入ってから、耕三寺内の複数棟が登録有形文化財として登録されています。
そして、未来心の丘は、芸術活動の一環として、イタリア産の大理石を使った庭園として、1988年(昭和63年)から12年かけて建てられました。
未来心の丘は、今では生口島の重要な観光資源になっています。
潮聲山 耕三寺/未来心の丘 | |
所在地 | 〒722-2411 尾道市瀬戸田町瀬戸田553−2 |
電話番号 | 0845-27-0800 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休業日 | 年中無休 |
URL | http://www.kousanji.or.jp/ |
生口島への行き方(アクセス)
生口島へは、①三原からフェリー、②尾道からフェリー、③尾道からバスで向かいます。
①三原からフェリーでの行き方
JR広島駅からだと、5番ホームから『三原』or『糸崎』行きに乗って、『三原』駅で降りてください。
JR三原駅から徒歩で、三原フェリーターミナルへ向かいます。
JR三原駅の改札口を出て、すぐ左折して南側に出ます。
JR三原駅の出口から、南へグレーの道順で向かいます。
三原港の定期市内航路図。瀬戸内海のいろいろな島に行けます。
駅南のマリンロードをまっすぐ進んでいきます。
この地下道に入っていきます。
地下道をくぐり抜けると、さすが海と船の町・三原という感じですね。
三原港フェリーターミナルに到着です。
券売機で『瀬戸田港(生口島)』行きor『沢(生口島)』行きを購入してください。片道840円です。
では、『瀬戸田港』行きのフェリーに乗りましょう。
片道30分ほどで、『瀬戸田港』に到着します。
時刻表も確認しておいてください。
②尾道からフェリーでの行き方
JR尾道駅の改札を出て、すぐ右斜め前にある『尾道ウォーターフロントビル』がフェリー乗り場になっています。
目の前なので、すぐに行けるはずです。
尾道⇔瀬戸田港のフェリーです。時刻表・料金も確認しておいてください。
片道40分ほどで、『瀬戸田港』に到着します。
③尾道からバスでの行き方
尾道から「おのみちバス」で、『瀬戸田港(生口島)』行きに乗って、終点『瀬戸田港』で降りてください。
JR尾道駅の改札を出て、すぐ左折します。
左折したら、国道2号線を東に進みます。
7番乗り場から、『瀬戸田港』行きに乗ってください。
バス乗り場の位置を確認しておいてください。
バスは下記ルートを通って、瀬戸田港(生口島)へ向かいます。
片道1時間10分ほどで、瀬戸田港のバス停に着きます。
未来心の丘/耕三寺への行き方
瀬戸田港に着いたら、『未来心の丘/耕三寺』へは徒歩でも行けます。
僕は、生口島の『島ごと美術館』を見て回った後だったので、自転車で行きました。
瀬戸田港から南へ歩き、ここを左折します。
あとは、まっすぐ進むだけです。しおまち商店街に入っていきます。
このコロッケ屋さん有名みたいです。
いろいろなところから取材された写真がたくさん飾ってありました。
ほくほくのコロッケ、美味しゅうございました。
名物のタコ開き
しおまち商店街を抜けて、すぐのところに耕三寺があります。
信号を越えると、すぐ耕三寺があります。
自転車置き場もそばにあるので助かります。
耕三寺
では、耕三寺・山門から、中へ入っていきましょう。
耕三寺の中は、こんな感じ。
立派な中門
受付で、入館料を支払います。大人1,400円です。
たくさんの蓮が栽培されています。
礼拝堂。ひとつひとつに、細かい彫刻が施されています。
仏教美術館という感じのお寺。
手洗い所
仏宝蔵
潮聲閣
耕三寺耕三が母親のために建てたといわれる別荘『潮聲閣』。
きれいな居間
部屋から見たお庭
ふすまにもキレイな絵画
素晴らしい天井画
耕三寺本堂
さらに進むと、五重塔が出てきます。
色鮮やかな五重塔(大慈母塔)
五重塔ごしに、僧宝蔵をのぞむ
次にあらわれるのが、孝養門です。
孝養門は、日光東照宮の陽明門を模したといわれています。
孝養門をくぐると、本堂と舞台があらわれます。
晴天に映えますね。
赤は東洋にとって、縁起のいい色ですね。
古の時代、このような舞台でお芝居などが行われたことでしょう。
本堂
本堂の右側
八角円堂
救世観音大尊像。デカイ!
耕三寺・金剛館
耕三寺の向かい側に、金剛館があります。
ここは美術館という感じです。
せっかくなので、芸術にどっぷり浸かりましょう。
未来心の丘
耕三寺の奥に、未来心の丘が出てきます。
未来心の丘の地図。
それでは、中を見ていきましょう。
大理石のテーブルとイス
天猫
さらに昇っていきましょう。
白い分、太陽の照り返しもすごいです。
二鬼の庭
ここだけ別世界ですね。
カフェ・クオーレ
空の青と大理石の白が美しいです。
白亜の世界が眩しいです。
倒れてきそうで、少し怖いです。
見ていて、全く飽きないです。
象玉の舞台
白獅子の塔
外に目をやると、高根大橋が見えます。
風の四季
光明の塔。最高地点です。
海も見えて、景色が最高です。
降りていきましょう。
大理石の向こうに、港が見えます。
南の壁累
これだけ美しい石の庭園は、なかなかないでしょうね。
未来からの炎
本当に素晴らしかったです。
しまなみロマンのレモン丼
瀬戸田港のすぐ前にあって、自転車も借りられる『しまなみロマン』。お昼ご飯もここで食べました。
充実したメニューが用意されています。
迷いますね。
これも、かなり惹かれました。
頼んだのは、レモン丼。
ご開帳!特に、豚肉がヤバかった。
めちゃくちゃ美味しかったです。豚肉だけの「レモンポーク丼」でも良かったかも。
最後に
『未来心の丘/耕三寺』、いかがだったでしょうか?
未来心の丘で見られる白亜の庭園、そして、耕三寺の見事な伽藍は、一度は見ておいていいと思っています。
元々は素朴な島なので、お店などはあまりありません。暑さ対策と水分補給をしっかりしながら、回ってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。