もし「珠海であまり時間はないけど、どれか1つ見ておきたい。オススメはどこ?」と聞かれたら、僕なら円明新園(圆明新园)をあげたいと思います。
ただし、かなり広いので、本当に時間がないのならオススメしません。
円明新園は、まだまだ観光地が多くない珠海市において、ぜひ見ておきたい場所の1つです。
北京の円明園の復元施設ではありますが、オリジナルはすでに破壊されて残っていないので、ここは清王朝の文化を肌で感じることができる施設だと思います。
今回は、円明新園(圆明新园)について、お話をさせていただきます。
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実は、この記事ネタである香港、珠海、広州、深圳に行ったのは、新型コロナウイルス騒動が起こる直前の、2019年12月末なのですが、今は海外旅行に行けるわけではないので、記事にするのを控えていました。
まだまだ医療崩壊が起きていて予断を許しませんが、ワクチン接種も始まりますので、1年後くらいには国内旅行、そして海外旅行も自由に行けるのではないかと思っています。
そのときまでに記事を完成させて、当該地域に行く方に少しでもお役に立てればと思っていますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
目次
独断と偏見!マカオの隣・珠海市の観光地10選
珠海市の観光地といえば、これら以外にもあるかと思いますが、代表的な観光地をざっとあげてみました。
なお、珠海市中心部からあまり遠くない場所を中心に選んでいますが、中国は同じ市内でもメチャクチャ広いです。
今回は、①円明新園(圆明新园)について、お話させていただきます。
広州、珠海、深圳、東莞、中山、アモイ、桂林(珠江デルタ)の旅のお供に
地球の歩き方 D05 広州 アモイ 桂林 珠江デルタと華南地方 2019-2020
円明新園(圆明新园)とは
円明新園(圆明新园)【ユェンミンシンユゥェン】は、珠海市の兰埔路にある清の王朝文化を再現したテーマパークです。
円明新園は、かつて北京にあった円明園と同じ大きさで再現したテーマパークで、清王朝の文化を垣間見ることができます。
円明園は、清王朝の最盛期、中国史上最高の皇帝といわれる康熙帝によって造営されたヨーロッパ風の豪華絢爛な離宮(皇居や王宮とは別に設けられた宮殿)です。
しかし、1860年(日本では桜田門外の変が起こった年。1868年が明治元年)、アロー戦争(第2次アヘン戦争)のとき、円明園は英仏軍によって完全に破壊されてしまいました。
円明新園は6億人民元(約110億円)かけて建設され、1999年に開業しています。
とても美しく豪華な中国式の庭園として、たいへん人気です。
大きな池を中心に構成されており、船に乗ることもできます。
円明園を再現したものの他、遊園地のようにもなっています。
入園料が無料なのもうれしいですね。
円明新園(圆明新园) | |
所在地 | 珠海市香洲区兰埔路与白石路交界处 |
電話番号 | +867568610388 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
休業日 | 年中無休 |
中国でのwi-fi(ネット環境)について
海外だと、宿泊するホテルにはほぼ無料WiFiが入っていると思いますが、外でも調べ物がしたくなったり、メールチェックしたくなったときに困りますよね。
中国旅行のときに感じたのですが、無料のWiFiサービスはたしかにありますが、実際はとても使えたものではありません。
つながっても速度はめちゃくちゃ遅いし、そもそもつながらないことが多かったです。
中国の金盾(グレートファイアウォール)について
中国では、金盾(グレートファイアウォール)と呼ばれる徹底した情報検閲・統制システムがとられています。
これはガチで厳しく、何も対策しなければ、日本で使っているグーグルやヤフー、LINEといったインターネットサービスは全く使えません。
ですので、①WiFiルーターを日本で借りて持って行く、②SIMカードを香港國際機場で借りる、③WeChat(ウィーチャット)などの中国のサービスを利用するの、いずれかが良いと思っています。
その他、欧米資本の外資系ホテルなど、一部のホテルにおいて金盾の影響を受けないwifiサービスがあるそうですが、確証が持てないですし、政治状況などで変わってしまうかもしれません。
どの方法であっても、これなら絶対に大丈夫という方法はないのが実情です。
SIMカード、中国のネットサービス
②SIMカードを香港国際空港(香港國際機場)で借りるのが、もっとも安く利用する方法です。
基本的には、香港のSIMカードで金盾を回避できます。詳しくは香港国際空港のサービスカウンターでお問い合わせください。
③WeChat(ウィーチャット)など、中国のサービスであれば、中国の情報検閲・統制を受けますが、インターネットサービスを利用することはできます。
しかし③は、中国当局に情報がダダ漏れですから、少し怖いですね。
中国でグーグル、LINE、twitterなどを使うなら
日本人としては、いつも使い慣れているGoogle(グーグル)、ヤフーなどの検索サービス、Gmailなどのメール、LINE、twitter、instagramなどSNSを、少しでいいから使いたいという思いが強いのではないでしょうか?
そこで、現在考えられる中で、一番簡単かつ確実に使えるサービスとしては、中国の金盾を回避できるWIFIルーターを借りるのが一番簡単だと思います。
僕は恥ずかしながらインターネットとかスマホ環境とかに詳しくないので、いつも日本の空港で『イモトのWiFi』を利用しています。
日本のサービスだと、きちんと説明を受けられますし、なにより安心ですよね。
『イモトのWiFi』僕のオススメです。
円明新園(圆明新园)への行き方
円明新園(圆明新园)へは、①バス、②タクシー、いずれかで向かいます。
どちらかといえば、値段も高くないので、②タクシーがオススメです。
出発地となるであろう珠海市中心部については、下記記事を参考にしてください。
①バスでの行き方
城軌珠海駅(城轨珠海站)から市内バス(珠海公交)に乗って、『圆明新园』or『兰埔(富华里)站』で下車してください。料金は1元(18円くらい)です。
【1】系統のバスの場合、『圆明新园』で降りてください。
バス停を降りた北側に、円明新園が見えます。
円明新園の入口はこんな感じです。中国で縁起のいい赤で華やかですね。
【826路2号线】のバスだと、『兰埔(富华里)』で降りてください。
『兰埔(富华里)』のバス停を降りて、北側に進みます。
円明新園の入口はこんな感じです。中国はどこに行っても、すごい人です。
②タクシーでの行き方
値段も高くないので、タクシーで向かうのが断然オススメです。
『我想去○○(ウォ シィァン チュィ ○○)【私は○○へ行きたい】』と言えば、わかるはずです。
ガイドブックを指差したり、筆談でも十分に通じます。
目の前で降ろしてもらえますし、20元(350円くらい)ほどなので助かります。
帰りのバスが特にわかりにくいので、珠海の移動はタクシーが断然オススメです。
円明新園(圆明新园)
それでは、円明新園の中を見ていきましょう。
かなり広いのですが、円明新園の全体図を載せておきます。一番下の信号機のところが入口です。
門構えがカッコイイ!
「円明新園(圓明新園)」の文字。中国の旧字体?
中に入っても、また大きな門。
落ち着いた感じの中国庭園です。
鶴と亀は、中国でも縁起がいいのでしょうか?
まさに中国の廟。
これは何の生き物なのでしょうか?
さらに豪華な建物が続きます。
清王朝の歴代の皇帝。
清の兵士の甲冑。
「奉三無私」の意味や如何?
子供部屋?
いろいろな陶器。食器かな?
豪華なものということしか、わからない。
中央の大きな池。奥の山頂までロープウェイで登れます。
かなり広い庭園です。
南国の植物との絶妙なコラボ。
池の鯉にエサをあげている人。
水はキレイじゃないです。
水の側の灯籠?中国っぽいですね。
奥にウォータースライダーがあるので、夏はプールのようです。
12月でこれだけ鮮やかな花が咲く珠海。
円明新園の隣は、高級マンション群。
入らなかったのですが、何やらアトラクションか…。
金鐘山に登るロープウェイ。
工事中でしたが、イベントを行えるホール。
広いので休憩できる場所もあります。
食事もできます。
これだけ広くて無料はすごい。
京劇っぽい感じ。
福のマークは、中国の至るところで見ますね。
赤は中国の縁起の良いおめでたい色。
龍の置物。
こういうのに乗って、見て回ってもいいかもしれませんね。
いやぁ、見るだけで楽しかったです。
すぐ隣の珠海市文化館(珠海市文化馆)。時間があれば見たかった。
すぐ隣にある「円明新園(圆明新园)」のバス停ですが、『城軌珠海駅(城轨珠海站)』行きの路線ではありませんでした。バスはこういうところがわかりにくい。
みるみるうちに暗くなってしまったので、結局タクシーで戻りました。
不案内な場所では、暗くなる前に帰った方がいいですね。
最後に
円明新園(圆明新园)、いかがだったでしょうか?
清という100年ほど前まで存在していた王朝の文化に触れることができたのは、うれしかったです。
内部はまだまだこれから整備されていくでしょうから、さらに楽しい場所になるかもしれませんね。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
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