まずは、こちらの動画をご覧ください。
今回、広島に行ってきたのですが、一番の目的は『ウサギ島』と呼ばれる大久野島に行くことでした。
「ネコ😸の島」ってよく聞きますけど、「ウサギの島」は大久野島だけではないでしょうか?
とても珍しいので、コロナ前は外国人の方も大勢いらっしゃったようです。
僕も実際に行ってみたら、ウサギがメチャクチャ可愛かったので、行き方を含めて、お話をさせていただきます。
目次
ウサギと毒ガスの島『大久野島』とは
大久野島は、広島県竹原市にある瀬戸内海の小さな島です。
昭和初期から終戦まで、太平洋戦争で使用された毒ガスが、秘密裡に製造されていました。
現在のように、ウサギがいるようになったのは、1970年代に地元の小学校で飼われていたウサギが放されて、徐々に繁殖していったようです。
2018年には、900羽~1,000羽のウサギが生息しています。
無人島ではありますが、宿泊できる施設があるので、海水浴に行ったり、釣りを楽しんだり、温泉につかりながら、ゆっくり滞在することもできます。
ウサギのエサをどうする?
せっかく大久野島へ行くのであれば、やっぱりウサギにエサをあげたいですよね。
実は、大久野島では、ウサギのエサは売っていません。
あまり持って行きすぎも良くないようですので、量は控えめの方がいいかもしれませんが、事前に買っておくか、忠海港で少し買えます。
ウサギのエサは、何を準備すればいいのでしょう?以下を参考にしてください。
・チンゲンサイ、小松菜、サラダ菜、大根の葉
・イチゴ、リンゴ、オレンジ、バナナ、ブドウ、パイナップル
・ウサギ用飼料(牧草、ペレットなど)
逆に、以下は、ウサギのエサに不向きなので、チェックしておいてください。
他にも、ニラ、ニンニクなども、ウサギが中毒を起こしてしまうので、与えないようにしてください。
ちなみに、僕は泊まっていたホテルの横が、たまたま八百屋さんだったので、これだけ買いました。
キャベツ1玉、レタス1玉、にんじん5本です。これだけあっても、30分もちませんでした…。
無限に食べる勢いです。
家族連れで来ていた地元の方が、野菜をすごい小さく細く切って、ウサギに少しずつ与えていたので、そうするのが一番長くもたせることができると思います。
『切るの、すごくしんどかったんです。』とおっしゃっていましたけど…。
ウサギ用飼料がオススメ
僕たちのような観光客だと、ウサギ用飼料を買って、持っていくのがいいと思いました。
これを少しずつあげるようにしてください。ウサギが欲しがるままにあげていたら、すぐになくなってしまいます。
牧草市場 スーパーラビットフード メンテナンス 1.2kg(うさぎ 用 ペレット)
買い忘れてしまったときは、『うさぎの思い出(忠海港)』でも、買うことができます。
忠海港の近くのスーパー
JR忠海駅から忠海港(うさぎの思い出)に向かう途中にある『スーパーマミー』。日曜日が定休日です。
三原港フェリーターミナル近くのスーパー
三原港フェリーターミナルから向かう場合は、「イオン三原店」が近くていいと思います。
大久野島へのアクセス(行き方)
大久野島へは、①忠海or②三原、③竹原港からフェリーで向かいます。
※車で行っても、大久野島は車の走行はできないので、フェリー乗り場付近で駐車して、人間だけが大久野島に渡ることになります。
土日祝日は、駐車場も混雑するので、早めの時間に行かれることをオススメいたします。
①忠海からの行き方
JR三原駅から、広島の海沿いを走る呉線に乗って、「忠海」駅に向かいましょう。
JR三原駅の1号線から、『広』行きの電車に乗ってください。
3駅、約25分ほどで、『忠海(ただのうみ)』駅に着きます。ここは平清盛の父である平忠盛が、海賊征伐を行ったことが地名の由来です。
広島市内から忠海へ向かう場合
①JR広島駅から忠海へ向かう場合は、3番ホームから、呉線のJR快速安芸路ライナー『三原』or『広』行きに乗ってください。
約2時間で『忠海』に着きます。
②JR広島駅の5番ホームから『三原』or『糸崎』行きに乗って、『三原』で1番ホームの『広』行きに乗り替えて、『忠海』に行く方法もあります。
土日祝日なら、三原から大久野島に向かってもいいですね。
『忠海』駅の改札口は、北側のみです。
改札を出て、すぐ右折してください。
右折したら、まっすぐ歩いて行きます。
興亜橋の手前、ここを右折してください。
この踏切を渡って、道なりに右に折れていきます。
すぐに、フェリー切符売り場の『忠海港(うさぎの思い出)』が見えてきます。
徒歩4分ほどで着きます。
忠海港(うさぎの思い出)
ここで、大久野島へのフェリーチケットを買います。
エサを買い忘れたときは、ここで買っておいてください。大久野島(ウサギ島)ではエサは売っていませんので。
他に、おみやげやウサギグッズも買えます。
この券売機で、フェリーチケットを買ってください。
忠海⇔大久野島(ウサギ島)の往復で、大人620円、小学生以下320円です。
うさぎの思い出(忠海港) | |
所在地 | 〒729-2316 広島県竹原市忠海中町1-2−1 |
電話番号 | 0846-26-0853 |
営業時間 | 7:00~19:45 |
休業日 | 年中無休 |
URL | http://rabbit-island.info/ |
では、フェリーに乗って、大久野島へ向かいましょう!
行きのフェリーは小さかったです。
フェリーの時刻表です。
フェリーは、以下の3ヶ所を結びます。
忠海港~大久野島へは、約15分で到着します。
②三原からの行き方
三原からは、土日祝日、ゴールデンウィーク(4月30日~5月2日)、盆(8月6日~15日)限定で、大久野島行きのフェリーが運航しています。
JR三原駅から徒歩で、三原フェリーターミナルへ向かいます。
JR三原駅の改札口を出て、すぐ左折して南側に出ます。
JR三原駅の出口から、南へグレーの道順で向かいます。
三原港の定期市内航路図。瀬戸内海のいろいろな島に行けます。
駅南のマリンロードをまっすぐ進んでいきます。
この地下道に入っていきます。
地下道をくぐり抜けると、さすが海と船の町・三原という感じですね。
三原港フェリーターミナルに到着です。
券売機で『ラビットライン・大久野島』を購入してください。
行き(大久野島方面行)が左側、帰り(三原方面行)が右側の時刻表です。片道30分です。
便利な分、運賃が少しお高めです。
詳しくは、ラビットラインHPで確認してください。
広島空港から向かう場合
広島空港からなら、『三原駅前』行きのバスに乗ってください。
ただし、『三原駅前』行きは本数が少ないので、そのときは①リムジンバス『竹原』行きに乗って、竹原港から向かうか、②芸陽バス『JR白市駅』行きに乗って、『白市』駅からJRで『三原』駅まで向かってください。
③竹原港からも大久野島へ行ける!
その他、竹原港からも大久野島行きのフェリーがあります。
火・水曜が定休日ですが、土日祝日で車を竹原港に停めていくのならアリかなと思います。
僕なら忠海まで行ってしまいますが、いちおう載せておきますので、ご確認ください。
ウサギの楽園『大久野島』
それでは、大久野島を見て回りましょう。
歩ける範囲としては3.3kmなので、1時間ほどで回ることができます。
まずは、フェリーが発着する第二桟橋から、『休暇村 大久野島』へ向かいましょう。
大久野島に着いたら、いきなりウサギがたくさん出てきますが、その前に、以下のことを気をつけてください。
ウサギはデリケートなので、優しくしてあげましょう。
ウサギが可愛すぎる!大久野島
島についてすぐ、ウサギが走って、近寄ってきます。
理想-ゆっくり1匹ずつ可愛がりたい。
現実-四方八方からウサギが走ってきて、一斉にエサをねだられる。
足をつかんでくる子もいて、ギャーーーーってなります。
ウサギはそこらじゅうに、穴を掘っています。
エサをねだってくるのはいいのですが、足をつかまれるのが、どうしても慣れませんでした。
ウサギは人間を見たら、走り寄ってきます。
宿泊施設『休暇村 大久野島』への無料バスも利用できます。
大久野島 毒ガス資料館
『休暇村 大久野島』の方へ歩いて行くと、軍幹部用防空壕跡があります。
毒ガス製造器具
さらに、『大久野島 毒ガス資料館』が見えてきます。
中は撮影不可ですが、興味のある方は見に行ってみてください。入場料100円です。
大久野島 毒ガス資料館 | |
所在地 | 〒729-2311 広島県竹原市忠海町5491 |
電話番号 | 0846-26-3036 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
休業日 | 12月29日〜1月3日 |
URL | https://www.city.takehara.lg.jp/simin/sisetukannri/dokugasusiryokan.html |
休暇村 大久野島
毒ガス資料館から、さらに進んでいきましょう。
しばらく進むと、『休暇村 大久野島』が見えてきます。
大久野島で唯一、食事や休憩、温泉に入ることができる施設です。
皆さん、ゆっくりされたり、ご家族連れで食事を楽しんでおられました。
もちろん宿泊もできます。
ウサギや景色、温泉で癒やされながら、のんびりされてはいかがでしょうか?
大久野島・砲台
『休暇村 大久野島』から、島の北部へ歩いて行くと、砲台跡が多くあります。
毒ガス貯蔵庫跡
どこにでもいるウサギたち
北部砲台跡①
北部砲台跡②
北部砲台跡③
北部砲台跡④
発電所跡
回っている途中も、ウサギはエサをねだってきてくれます。
第二桟橋まで戻ってきました。
ボランティアの方が与えたエサを、一心不乱に食べるウサギ団子
ずっと見ていたくなります。
ウサギが可愛くて可愛くて、本当に楽しかったです。
最後に
ウサギと毒ガスの島『大久野島』、いかがだったでしょうか?
小さな島なので回りやすいですし、ウサギはめちゃくちゃ可愛いので、お一人でも、カップルでも、ご家族連れでも、どなたでも楽しめると思います。
これから暑くなるので、水分をしっかり取りながら、楽しんできてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。