【第33回出雲駅伝2021】スピード駅伝を制したのは東京国際大学&寸評

B!

 

 

本日、2021年10月10日(日)、第33回出雲駅伝2021が行われました。

もう本当にちょー楽しみで、わくわくドキドキしながらTVにかじりついて見ていました。

優勝した東京国際大学は完勝でした。初出場・初優勝は本当にすごかったですね。

 

東京国際大学のOBの方はきっと大喜びでしょう。

 

 

各選手への批評も含めて、感想をお話したいと思いますので、少しお付き合いいただければと思います。

 

出雲駅伝2021の総評

駅伝ファンにとって、待ちに待った学生駅伝でした。実は関西圏ですが、僕の母校も出ておりました(笑)。

天候はなんと気温31℃、湿度46%という、季節外れのめちゃくちゃ暑い中での駅伝ということになってしまいました。

猛烈な暑さの中でのレースとなったことからか、本来力があるはずの選手が軒並み凡走になってしまいました。

【第33回出雲駅伝2021】公式サイトはこちら

【第33回出雲駅伝2021】大会結果

 

その中で、イェゴン・ヴィンセント選手、フィリップ・ムルワ選手という、ケニア人留学生の強さがあらためて光りました。

ちょっと『日本人選手ではまったく歯が立たないな』という感じがしました。

優勝候補筆頭だった駒澤大学が絶不調で、ちょっと消化不良のレースでした。また、順天堂大学はどうしたの?という感じで心配になりました。

それに対して、優勝した東京国際大学は序盤からずっと先頭付近にして、3区でトップに立ってからは完勝でした。おめでとうございます。

 

関西勢は期待していましたが、11位の立命館大学でも、ふがいなかった10位・順天堂大学と3分差ですから、ちょっと力の差が大きかったですね。

 

順位予想の答え合わせ

滝山の順位予想の答え合わせをしたいと思います。1位以外はガッツリ外してしまいました。

 

【第33回出雲駅伝2021】順位予想をした記事↓

 

意外すぎる展開でしたし、みんなこんなもんでしょ?(笑)

滝山予想 正  解
1 東京国際大学 1 東京国際大学
2 駒澤大学 2 青山学院大学
3 青山学院大学 3 東洋大学
4 順天堂大学 4 國學院大學
5 早稲田大学 5 駒澤大学
6 國學院大學 6 早稲田大学
7 東海大学 7
8 東洋大学 8 帝京大学
9 創価大学 9 東海大学
10 帝京大学 10 順天堂大学

持ちタイムは本当に参考程度にしかならないですね。改めてそう感じました。

 

各大学の批評

各大学と各選手の寸評をしていきたいと思います。

出場された全選手が凄まじい努力をされていると思いますし、尊敬しています。

しかし、評価というものは厳しくあるべきですし、それが選手の更なる向上につながると思います。

また、ここに上がってくるチームは優勝争いをするチームばかりですから、一流だからこそ評価はどうしても厳しくなります。

したがって、かなり辛辣に書いていますが、それを理解した上でご覧いただければと思います。

評価基準
☆ - (区間1~3位)文句なしの大活躍
◎ - (区間4~6位)予想以上の活躍
〇 - (区間7~8位)期待通り。計算できる戦力
△ - (区間9~10位)イマイチ乗り切れなかった
× - (区間11位以下)戦犯級。失敗を糧に頑張れ

 

1位:東京国際大学

1区から計算通りの戦いで、ヴィンセントでトップに立つというレース展開で、ほぼ完勝といってよい内容だった。

ただ、3区の丹所選手のところでトップに立ってしまうとは思わなかった。これで勝負あり!

そのあとはいい流れに乗って、各選手が順調につないで、ヴィンセントにたすきが渡ってしまえば、もうどうしようもない。

これから全日本大学駅伝、箱根駅伝もすごく楽しみになってきた。

長い距離になって、そして選手も8人10人と増えても、大きな戦力低下はないだろうから、大志田監督の育成力は素晴らしいとしか言いようがない。

1 山谷昌也(3) 最後のスパート合戦にも食らい付いていた。1区はやはり山谷選手だ!
2 佐藤榛紀(1) しっかり食らい付いていた。短い距離で実力を示せた。長い距離にも期待。
3 丹所 健(3) 日本人エースとしてすごい走りで、東京国際の優勝を決定づけた。
4 白井勇佑(1) 丹所選手の貯金をしっかり守れた。1年生の初駅伝として及第点の走り。
5 宗像 聖(3) 先頭でたすきを受けて、苦しそうだったが、着実に走れていた。
6 ヴィンセント(3) ゆっくり走って全然飛ばしていないのに余裕で区間賞。すごい安定感。

 

 

2位:青山学院大学

青山学院大学としては、決してベストメンバーではなく、全日本そして箱根駅伝にむけて選手を実戦で試したという感じ。

ただ、それでも全員がそつなく走って、2位に入るあたりはさすがに勝負強さを感じた。

出雲駅伝でそこそこの結果を出して、全日本大学駅伝、箱根駅伝につなげていこうという思惑が透けて見える。

青山学院大学は距離が長くなるほど、強さを見せるのではないか。

1 近藤幸太郎(3) 最後のスパートのキレは抜群。さすが青学のエースという走りだった。
2 飯田貴之(4) 最初は粘ったが下がってしまい、主将としてあの走りでは心配になる。
3 佐藤一世(2) エース区間でしっかり戦えていたと思う。もう一段の力強さを!
4 若林宏樹(1) しっかり走れていたが、石塚選手に離されたのは少し残念。
5 目片将大(3) まずまずの走りではあったが、もう一歩追い込みたかった。
6 横田俊吾(3) 暑い中でしっかり実力を出せていたし、粘りの走りで突き放した。

 

3位:東洋大学

東洋大学の強さを見た思いがする。下馬評が低いときの東洋は本当に強い。

トラックレースでそれほど良いタイムがなくても、駅伝はきっちり合わせてくる勝負強さがある。

4区・九嶋、5区・石田の両選手が、後方の8位から2位にまで上がったのは、特にすごかったですね。

それにしても、5区のゴールデンルーキー石田洸介選手は本当に強かった。今後がとても楽しみです。

それ以外でも、6区の柏選手の最後の粘りの走りで、3位に入ったのは本当に感動しました。

1 児玉悠輔(3) 区間7位だが1区は仕方ない。8秒差だから、十分に及第点。
2 奥山 輝(2) 距離の短い区間でそこそこ走れていたが、もう一段力を付けたい。
3 前田義弘(3) エース区間を走るには、もう一段上の実力を付けて欲しい。
4 九嶋恵舜(2) 素晴らしい走りで前を抜いて、流れを引き寄せていった。
5 石田洸介(1) さすがゴールデンルーキー。東洋の選手は本番に本当に強い。
6 柏 優吾(3) 粘りの走りがすごかった。さすが「その1秒を削り出せ!」

 

4位:國學院大學

1区2区という序盤から、いい流れで走ったが、藤木選手は北海道出身だと、暑さには弱いのか?

4区・中西選手、5区・伊地知選手でジワジワ上げていき、6区の平林選手も素晴らしかったし、地力のあるところが見せられたと思う。

平林選手は前半オーバーペースで最後は暑さにやられてしまったが、今後も期待できるのではないか。

しかし、絶対的エースのはずの藤木宏太選手が、昨年の全日本大学駅伝からずっと駅伝で外し続けているのが心配。

1 島﨑慎愛(4) 8秒差の区間6位なら、十分に仕事をしたといえる。見ていて安心。
2 木付 琳(4) 主将らしい素晴らしい走りで先頭に立って区間賞。文句なしの成績。
3 藤木宏太(4) エースとしては裏切ってしまった。どうしてああなってしまうの?
4 中西大翔(3) さすがの走りではあったが、暑さからか追い切れなかったという印象。
5 伊地知賢造(2) 石田選手に抜かれたのは仕方ない。先頭に近いところで追えていた。
6 平林清燈(1) 1年生とは思えない走り。最後はガス欠になったのは仕方ない。

 

5位:駒澤大学

ひと言でいうと、本来の実力がまったく出せず、苦しいレースになってしまった。

期待していた唐澤、赤津という2年生が暑さからか、凡走になってしまったのが大きな原因。

学生駅伝三冠は夢と消えたが、次は得意としている全日本大学駅伝。巻き返しを期待したい。

田澤選手は想定外の後ろからの走りだったけど、悪い流れに関係なく力を発揮するあたりは、さすがでしたね。

1 篠原倖太朗(1) スパート合戦にも食らい付いていたし、今後成長していけると思う。
2 安原太陽(2) 途中までよかったが、最後に引き離されてしまったのは少し残念。
3 花尾恭輔(2) 暑さで苦しい走りになってしまい、今ひとつ見せ場がなかったのは残念。
4 唐澤拓海(2) 何か体調が悪かったのか?区間8位は期待を裏切る走りだった。
5 赤津勇進(2) 持ちタイムからしても、もっと走れると思っていたが残念な走り。
6 田澤 廉(3) チームとしては悪い流れだったが、さすが日本人学生№1の走り。

 

6位:早稲田大学

4区まで非常にいい流れだったが、5区の伊藤選手が苦しい大学駅伝デビューとなってしまった。

6区の中谷選手も暑さでへばったのか、1分後ろから来た田澤選手にまで抜かれてしまい、ちょっと残念でした。

全日本大学駅伝に向けて、ちょっと不安の残るレースになってしまったが、切り替えて頑張って欲しい。

もう一度立て直して、全日本大学駅伝、箱根駅伝につなげて欲しいが、涼しくなってくれば調子も上がってくるのではないか。

1 菖蒲敦司(2) さすがにスピードランナーらしく食い下がって、良い走りだった。
2 井川龍人(3) 序盤「おっ!」と思ったが、その後伸びなかったのは残念。
3 太田直希(4) ムルワ選手にまで抜かれたのは×だが、エースとしてまずまず。
4 石塚陽士(1) 非常に良い走りだった。青学の若林選手を引き離して区間賞!凄い!
5 伊藤太志(1) × 序盤いい感じだったが、ズルズル落ちていってしまった。今後に期待。
6 中谷雄飛(4) 1分差あるのに、田澤選手に抜かれてしまった。ちょっと残念な走り。

 

7位:創価大学

下馬評よりは走れたと思うが、すべてはフィリップ・ムルワ選手のおかげ

その3区のフィリップ・ムルワ選手の爆走がとにかくすごかった。しかし、創価大学の日本人選手は、もっと危機感を持った方がいい。

4区・桑田選手、6区・嶋津選手はまずまず力を発揮したと思うが、その他の日本人選手は、全日本大学駅伝予選会を敗退したときから全く成長していない。

この走りでは、箱根駅伝はマグレだったと言われかねない。しっかり長い距離を走り込んで、相性のいい箱根には万全の状態で臨んでほしい。

1 緒方貴典(3) × 途中までは良かったが、やはりスピード勝負は厳しいか…。
2 新家裕太郎(3) 3000m障害の選手であって、駅伝向きの選手ではない気がする。
3 Pムルワ(3) 笑うしかなかった!すごすぎる走り!日本人では到底勝てない。
4 濱野将基(3) 見ていて歯痒いとしか言い様がない。もうちょっと頑張って欲しい。
5 桑田大輔(2) 創価の日本人選手の中ではしっかり走れていた。今後の成長に期待。
6 嶋津雄大(4) 田澤選手に抜かれはしたものの、帝京は抜いたので及第点の走り。

 

8位:帝京大学

地味ながらも着実なレース運びだったと思う。ただし、爆発力のなさも露呈した。

帝京大学らしいレースというか、しっかり設定タイムどおりに走る玄人好みのチームかもしれない。

ただし、やはりどんな状況でも流れを引き寄せられる強いエースを作れないと、今後は苦しくなってしまうのではないか。

全日本大学駅伝、箱根駅伝にむけて調子をあげていってほしい。帝京としてはどんどん相性は良くなっていく。

1 小野隆一朗(2) 今後も1区をだろうから、スパート合戦での強さを身につけて欲しい。
2 遠藤大地(4) 箱根駅伝のような活躍を期待するのは酷だが、もっと追い込んで欲しい。
3 橋本尚斗(4) エース区間で区間7位。まずまずだと思うが、もう一段上げて欲しい。
4 森田瑛介(4) 区間4位で追い上げていた。いい走りなのにTVに映らないのがツライ。
5 西脇翔太(2) 駅伝デビューで区間8位なら、まずまず。これからさらに頑張れ!
6 中村風馬(4) まずまずの走りだったとは思うが、エース区間は荷が重いか。

 

9位:東海大学

1区で出遅れてから、まったく上がってくることがなかった。若い選手を試したことだけは良かったが…。

エース石原翔太郎選手がいなかったとはいえ、今後に不安しかないレースで、心配になってくる。

きちんと立て直してこないと、駅伝の距離が伸びるほど、先頭から離されてしまうのではないか。

全日本大学駅伝では、石原翔太郎選手、松崎咲人選手の走りも見てみたい。

1 市村朋樹(4) スパート合戦になるとズルズル下がってしまった。エースとして×。
2 溝口 仁(2) 駅伝デビューで区間8位はまずまずか。今後に期待したい。
3 佐伯陽生(2) × トラックはまずまずなのに、駅伝では凡走になるのは適性?
4 水野龍志(1) 1年生で区間10位は仕方ない。これから頑張れば、主力になれるのでは。
5 神薗竜馬(2) 駅伝デビュー戦で、区間5位なら及第点の走り。次も期待したい。
6 本間敬大(4) やはりエース区間はちょっと苦しいが、後方では力も出ないだろう。

 

10位:順天堂大学

1区、2区とまずまずの滑り出しだったが、3区のエース野村選手が大ブレーキで、残念なレースとなってしまった。

その後はTVに全く映らなかったので、下馬評が当てにならないということか。

三浦龍司選手が出られていればという感じもするが、それにしてもひどすぎた。

タイム番長では威張れない。スピードとともに強さも見せて欲しい。

1 伊豫田達弥(3) 1区で区間5位はまずまずだが、エースなのでもう一段上の走りを。
2 平 駿介(3) 競り合えたことも好材料だったかもしれないが、しっかり走れていた。
3 野村優作(3) × 区間16位。一体どうしたのか?全く精彩を欠いていて心配になった。
4 服部壮馬(1) × 期待していたが区間14位。悪い流れに呑まれてしまったか?
5 石井一希(2) 悪い流れでも飄々と区間4位。安定感が増してきたと思う。
6 四釜峻佑(3) 区間4位でかなり追い上げていた。その駅伝力を発揮して欲しい。

 

最後に

第33回・出雲駅伝、本当にお疲れ様でした。

各大学ともコロナ禍の中で、並々ならぬ意気込みで大会に臨み、熱い戦いを見せていただきました。

 

選手の皆さんは大変だと思いますが、このあとの全日本大学駅伝、箱根駅伝までケガなく、また感染に気をつけて頑張っていただきたいと思います。

辛辣には書きましたが、本当にお疲れ様でした。オイシイものでも食べて、少し休んでくださいね。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

 

 

最新の記事はこちらから