香港国際空港からマカオ・珠海への行き方(港珠澳大橋バス・フェリー)
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2018年10月、香港とマカオ、珠海をつなぐ「港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macau Bridge)」が開通しました。

この「港珠澳大橋」が開通したことで、それまでフェリーでのみ移動していた3ヶ所のアクセスが、格段に向上しました。

今回は、香港国際空港(香港國際機場)から直接、マカオ・珠海への行き方について、お話をさせていただきます。

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実は、この記事ネタである香港、珠海、広州、深圳に行ったのは、新型コロナウイルス騒動が起こる直前の、2019年12月末なのですが、今は海外旅行に行けるわけではないので、記事にするのを控えていました。

まだまだ医療崩壊が起きていて予断を許しませんが、ワクチン接種も始まりますので、1年後くらいには国内旅行、そして海外旅行も自由に行けるのではないかと思っています。

そのときまでに記事を完成させて、当該地域に行く方に少しでもお役に立てればと思っていますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

 

港珠澳大橋とは

港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macau Bridge)は、香港とマカオ、珠海をつなぐ世界最長の海上橋で、全長は約50kmです。

2018年10月に開通してから、この3ヶ所を24時間、バスで移動できるようになり、利便性が大きく向上しました。

世界はまさに中国の時代となった今、香港、マカオ、そして珠海など、珠江デルタ各都市のアクセスが向上したことで、この地域はさらなる発展をしていくかもしれません。

 

香港でのwi-fi(ネット環境)について

海外だと、宿泊するホテルにはほぼ無料WiFiが入っていると思いますが、外でも調べ物がしたくなったり、メールチェックしたくなったときに困りますよね。

香港旅行のときに感じたのですが、無料のWiFiサービスはたしかにありますが、実際はとても使えたものではありませんでした

つながっても速度はめちゃくちゃ遅いし、そもそもつながらないことが多かったです。

ですので、①WiFiルーターを日本で借りて持って行くか、②SIMカードを香港國際機場で借りるなどした方がいいと思っています。

僕は恥ずかしながらインターネットとかスマホ環境とか詳しくないので、海外でそうしたサービスを利用しようとして、もしうまくいかなかったら困るので、僕はいつも日本の空港で『イモトのWiFi』を利用しています。

日本のサービスだと、きちんと説明を受けられますし、なにより安心ですよね。『イモトのWiFi』僕のオススメです。

 

海外行くなら!イモトのWiFi

 

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香港旅行に必須。ICカード『八達通(オクトパスカード)』

日本でもSUICAなどの交通ICカードを、多くの方が使っておられると思います。小銭を用意する必要がなくて、とても便利ですよね。

これは外国も同じでして、香港や台湾などでもICカードがあります。

特に、外国の場合は、こちらが現地のお金に慣れていないので、こうしたカードに少し多めにチャージしておけば、快適に旅行ができます。

香港も同じで、地下鉄(MTR)やバス、トラム、スターフェリーなどはもちろんコンビニなどで使えるので、とても便利です。

香港旅行の際は、一番に用意しておかれることをオススメします。

 

香港観光のお供に

まっぷる 香港 マカオ'19 (まっぷるマガジン)

 

 

広州、珠海、深圳、東莞、中山、アモイ、桂林(珠江デルタ)の旅のお供に

地球の歩き方 D05 広州 アモイ 桂林 珠江デルタと華南地方 2019-2020

 

香港国際空港→マカオ、珠海への行き方

香港国際空港から、マカオ・珠海への行き方は3種類です。

①路線バスで、空港→香港口岸→マカオ・珠海へ
②直通リムジンバスで、マカオ・珠海へ
③フェリーで、マカオ・珠海へ

 

➀の行き方が、24時間対応で本数も多く、安くて一般的です。

②の行き方は値段が高いですが、その分だけ速くて便利です。

また、従来どおり③フェリーで行く方法もありますが、①②より値段も高いですし、便数も少ないため、あまりオススメできません。

ただし、香港国際空港から広州市・深圳市・東莞市・中山市(珠江デルタ各都市)に直接行く場合には、便利な方法ですので、簡単な行き方だけ載せておきます。

なお、③のサービスが受けられる航空会社は、日本航空、全日本空輸などで、LCCのピーチやジェットスターは、このサービスには対応していません。

ですので、LCCの場合は①or②の行き方を選んでください。

 

➀路線バスで、空港→香港口岸→マカオ・珠海へ

マカオ、珠海の2都市に行くには、一番ポピュラーな行き方ですので、この行き方を覚えてください。

香港口岸まで6香港ドル+マカオ・珠海まで65香港ドル=71香港ドル(1,030円くらい)ですので、②リムジンバスの1/3ほどで利用できます。

(1)香港国際空港のバス乗り場に行って、【B4】のバスに乗る。
(2)香港口岸で、マカオ・珠海行きのチケットを購入して、出国審査。
(3)マカオ・珠海行きのバスに乗る。

 

(1)香港国際空港のバス乗り場に行って、【B4】のバスに乗る。

香港国際空港のバス乗り場『巴士(Bus)』に行きましょう。

【B4】港珠澳大橋(香港口岸)ゆきのバスに乗ってください。

運賃は、6香港ドル(85円くらい)です。お釣りが出ないので、小銭を用意するか、オクトパスカードが便利です。

「港珠澳大橋・香港口岸」に到着。「往珠海及澳門」を目指していってください。

ちなみに、香港市街地からマカオ/珠海に行くには、A系統のエアポートバス(機場巴士)に乗れば、「港珠澳大橋香港口岸」に来ることができます。

 

(2)香港口岸で、マカオ・珠海行きのチケットを購入して、出国審査。

「港珠澳大橋香港口岸」は、香港・マカオ・珠海の出入国審査をするイミグレーションです。

屋根が流線型でカッコイイのと、規模が大きくて圧倒されてしまいます。

パスポート、出国審査の用紙の2つを用意してください。

「訪客(Visitor)」の方に進んで、出国審査(出境審査)を受けてください。パスポートを機械にスキャンさせるだけの最新設備です。

次に、行き先(マカオ・珠海ゆき)のチケットを購入してください。

バスチケットは通常、65香港ドル(950円くらい)で、24:00~05:59までが70香港ドル(1,015円くらい)です。

通り方は難しくないですし、丁寧に案内してもらえますので、安心してください。

ちなみに、夜の香港口岸も素敵ですよ。

 

(3)マカオ・珠海行きのバスに乗る。

出国審査を受けたら、あとは指定されたバスに乗るだけです。

バスの中から約30分間、港珠澳大橋そして海の眺めを楽しんでください。

20分~25分くらいで、橋の右側に、珠海の町が見えてきます。

約30分で、珠澳口岸が見えてきます。

左がマカオ、右が珠海です。

珠澳口岸人工島の、珠海側の建物です。

それぞれの入国審査を受けてください。ここから市内中心部への行き方については『珠澳口岸人工島』をご覧ください。

 

②直通リムジンバスで、マカオ・珠海へ

旅行社のリムジンバスで、Skylimo serviceと呼ばれ、24時間対応しています。フェリーと同じで、広州や深圳、東莞、中山など、珠江デルタ各都市にも行ってくれます。

料金が200香港ドル(2,900円くらい)と少し高いですが、速くて便利です。

入国審査を終えて、すぐのところ。『往内地/澳門交通』を目指してください。

『内地/澳門交通及旅遊服務』で「I want to go to Macau/Zhuhai」と言えば、案内してもらえます。

あとは、旅行社の方が親切に対応していただけます。

200香港ドル(2,900円くらい)は、やっぱりかなり高い気がする。

後は指示どおりに駐車場まで付いていくと、ワンボックスカーに乗せられて出発です。

友達の車に乗せられている感じです。「このまま変な所に連れて行かれたら、どうしよう」と思い、ちょっと怖かった。

香港口岸の横を、素通りしていきます。

途中、この料金所みたいなところで、パスポートと出国審査の用紙とこちらの顔をチェックされるだけで通らせていただきました。

20分~25分くらいで、橋の右側に、珠海の町が見えてきます。

約30分で、珠澳口岸が見えてきます。

左がマカオ、右が珠海です。

珠澳口岸人工島の、珠海側の建物です。

それぞれの入国審査を受けてください。ここから市内中心部への行き方については『珠澳口岸人工島』をご覧ください。

 

③フェリーでマカオ・珠海(広州・深圳・東莞・中山)へ

フェリーで行く方法は、料金がリムジンバスよりも高く、乗り入れ時間などの制約も多く、便数も少ないため、あまりオススメできません。

通常は、②路線バスで、空港→香港口岸→マカオ・珠海へ行く方法が、一般的です。

どちらかというと、香港国際空港から広州市・深圳市・東莞市・中山市に直接行きたい場合の方法だと思ってください。

料金や時刻表などは、『香港国際空港/香港國際機場』のHPから確認してください。

 

フェリーでの行き方

(1)まず、日本から香港に出国する際に、大きな荷物を預ける場合は『香港でマカオ/珠海行きのフェリーに乗継ぐので、荷物もマカオ/珠海まで引き継ぎたい』と伝えてください。

荷物引換証(バゲージクレームタグ)をもらえますので保管しておいてください。

(2)到着フロアで入国手続きをしないで、E2エリア「内地/澳門快船」の表示を目指してください。

(3)「フェリー乗り継ぎカウンター」のすぐ横で、行き先のフェリーチケットを購入してから、①パスポート、②チケット、③荷物引換証(預けた荷物がなければ不要)を、フェリー乗り継ぎカウンターに提出します。

フェリーの行き先は、マカオ(①マカオ島・②タイパ島)、③珠海(九洲港口岸)、深圳(④蛇口・⑤福永)、⑥東莞(虎門)、⑦中山、広州(⑧南沙・⑨蓮花山)の、6都市9ルートが運航されています。

料金は、マカオ行きが270香港ドル(3,900円くらい)、珠海行きが260香港ドル(3,750円くらい)です。所要時間は約1時間10分です。

あとは指示どおりに、1階の専用シャトル(APM)乗り場から、フェリーターミナルに向かって、フェリーに乗船します。

フェリーターミナルに着いたら、入国審査を受けて、それぞれの目的地に向かうことになります。

 

①マカオ市街地へ

マカオのフェリーターミナルには、たくさんのカジノホテルの無料バスが来ていますので、簡単に目的地に行くことができます。

 

②珠海市街地へ

珠海行きのフェリーは、九洲港口岸に着きます。

拱北口岸への免費(無料)バスに乗れば、一番賑わっている珠海市中心地に行くことができます。

路線バスで城軌珠海駅(城轨珠海站)行きに乗っても同じ場所に行けます。料金は1元(17円くらい)or 2元(34円くらい)です。

 

わからなければ、タクシーに乗るのもいいと思います。20元(340円くらい)もあれば、十分に珠海市の中心部に行けるはずです。

 

珠澳口岸人工島

➀路線バス、②リムジンバスで港珠澳大橋を走って行くと、約30分ほどで「珠澳口岸人工島」に着きます。

左がマカオ、右が珠海になります。

珠澳口岸人工島は、出入国審査に特化した人工島で、マカオと珠海の玄関口になります。

ここで入国審査を受けて、それぞれの目的地に向かってください。

 

①マカオ市街地へ

澳門口岸からマカオ市内へ行くには、3種類の行き方があります。

①市内行き公共バス
②フェリーターミナル行き無料シャトルバス
③タクシー

 

①市内行き公共バス

建物を出て、すぐ左手に市内バス乗り場があります。

『101X(マカオ半島)』or『102X(マカオ半島+タイパ島)』のバスに乗ってください。6香港ドル(90円くらい)です。

 

②フェリーターミナル行き無料シャトルバス

建物を出て、まっすぐの「H5乗り場」に、無料シャトルバスが停車しています。マカオ半島(外港)行き or タイパ島行きの、どちらかを確認してください。

フェリーターミナルには、カジノホテルの無料バスがたくさん来ていますので、簡単に目的地に行くことができます。

 

③タクシー

早く目的地に向かいたい場合は、タクシーを使ってください。

ただしイミグレーション使用料金がかかるので、マカオ半島に行くのに70~80香港ドル(1,000~1,200円くらい。マカオ・パタカも同じ)くらいかかります。

 

 

②珠海市街地へ

珠海へは、人工島で入国審査を受けてください。

ここは独立した島なので、市内行きのバスに乗る必要があります。

困ったときは「旅客服務中心(旅行者サービスセンター)」で聞いてみてください。

建物の出口の前にバス乗り場がありますので、3番乗り場から市内交通(City Bus)の『城軌珠海駅(城轨珠海站)行き』に乗ってください。5元(90円くらい)です。

バスの運転手に「拱北口岸(珠海とマカオのイミグレーションがある珠海の中心地)に行きたい」とガイドブックを指さしたら、伝わりました。

バスがしばらく走ると、珠海の市街地に入ってきます。

約15分ほどで、城軌珠海駅(城轨珠海站)に着きます。

ここの周りに、電車・市内バス・長距離バス・タクシー乗り場など、交通機関がそろっているので、ここを中心に色々な場所へ行くことができます。

すぐ隣に拱北口岸(マカオとのイミグレーション)、珠海駅などがあり、珠海の中心地です。

珠海に滞在するなら、この辺りのホテルに泊まると便利です。メチャクチャ人が多くて、メチャクチャ騒がしいですけど(笑)。

 

この珠海市中心部については、下記記事をご覧ください。

 

最後に

香港国際空港からマカオ・珠海への行き方、いかがだったでしょうか?

実際に行ってみれば、それほど難しくありません。よくわからないから、行くまでが怖いだけです。

こちらはお客さんなので、大事に扱ってくれるはずです。楽しんで行ってきてくださいね。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

 

 

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