お芝居(舞台)を、劇場に見に行ってきた件
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昨日、生まれて初めて(もう、いい歳してるのに…)、お芝居(舞台)を、劇場に見に行ってきました。

一度行ってみたかったんですよね。でも、どんな世界なのか全然わからないし、自分からチケット買って行かないといけないわけで、なかなか機会がなかったんですね。

行ってみた感想としては「良かった!」です。うん!

はまる人がいるのもわかるような気がしました。

まずは、お芝居(舞台)を、劇場に見に行く方法と注意点などを紹介してから、実際に見に行ってみて、どんな感じだったのか、どんなことを思ったのかをシェアさせていただきます。

お目当ての俳優さんに、手紙やプレゼント、差し入れも渡せる!

ただし、食べ物は得体が知れないので、嫌がられるらしいですね。なので、やめた方が無難です。

俳優さんだって、頭のおかしいファンに、変なもの食べさせられたくないですよね。昔、手作りチョコレートに、そのファンの髪の毛が入ってたなんて、ホラーな話も聞いたことがあります。

 

芝居(舞台)を、劇場に見に行く方法

芝居(舞台)の劇場って、どうすれば見に行けるの?ということですが、ざっくり以下の手順です。

➀観たい公演を探す
➁チケットを予約する
➂会場までのアクセスをチェック
➃当日は、舞台を楽しむ!

簡単ですが、ひとつずつ紹介させていただきます。

 

①観たい公演を探す

まず、ここですね!僕は目的によると思っています。

大好きなあの役者さんを見たい!思いっきり腹を抱えて笑いたい!実は大衆演劇に興味がある!とか、人によりけりですよね。探し方を4パターン上げてみました。

 

舞台公演って、どうやって探せばいいの?

以下の方法で、舞台公演を探してみましょう。

➀演劇チケットのサイトから探す
➁観たい劇団から探す
➂近くの劇場から探す
➃好きな俳優・女優さんのSNSを日々チェックする

僕なら③か④ですが、まぁ映画やコンサート、野球やサッカーとそれほど変わらないです。

 

① 演劇チケットのサイトから探す

まずメジャーなチケットサイトから、自分好みの公演を探してみては、いかがでしょうか?

CoRich
https://stage.corich.jp/

Confetti
https://www.confetti-web.com/

演劇パス
http://engeki.jp/pass/

チケットぴあ
https://t.pia.jp/stage/

ローソンチケット
https://l-tike.com/play/

イープラス
https://eplus.jp/sf/play/theater

 

② 観たい劇団から探す

お目当ての劇団などがあれば、Google検索すると、いろいろ出てきます。

「ワハハ本舗/久本雅美、柴田理恵ほか」
http://wahahahompo.co.jp/

「東京ヴォードヴィルショー/佐藤B作主宰」
http://www.vaudeville-show.com/

「オフィス300/渡辺えり主宰」
http://office300.co.jp/

KANGEKI(大衆演劇)
http://e-kangeki.net/
大衆演劇のチケットは、当日支払いが多いようです。

 

③ 近くの劇場から探す

ご自分が住んでいる所から通える劇場を、検索エンジンをつかって検索してみると、掘り出し物の公演に出会えるかもしれませんね!

東京の劇場
http://park.tachikawaonline.jp/hall/

梅田芸術劇場(大阪・梅田)
https://www.umegei.com/

COOL JAPAN PARK OSAKA(大阪城公園)
https://cjpo.jp/

なんばグランド花月(大阪/ミナミ)
http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/

 

④ 好きな俳優・女優さんのSNSを日々チェックする

僕が今回見に行ったのは、好きな役者さんの以下のtwitterのツイートを見たことがきっかけでした。

僕はスーパー戦隊/特撮が好きでして、この鈴木勝吾くんは10年前の侍戦隊シンケンジャーに出演していた俳優さんで、たまたまtwitterでこのツイートを見て、家から近いし、見に行こうと思い立ったというわけです。

 

好きな俳優さんや、気になる女優さんのブログやSNSを見ていると、映画やTVドラマの出演情報、公演や舞台あいさつの情報が流れてきますので、チェックしておくといいですね!

 

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②チケットを予約する

観たい公演がみつかったら、予約を取って、早めに支払いを済ませましょう。

 

チケットの予約はお早めに!

人気の公演はチケット争奪戦です。でも異常な高値での転売はやめましょうね。

当日券が出ることもありますが、運とタイミングに左右されます。また、劇団側は予約数からだいたいの当日来場人数を考えますので、事前に予約をしておいた方が絶対にいいと思います。

休日や千秋楽、初日は混みやすいそうです。
できれば、これらの日は避けて、平日の方がゆったり見られると思います。

 

支払いができているかチェック

支払方法は、「事前精算」「当日精算」があります。

事前精算:銀行振り込み・カード決済・コンビニ発券など。
当日精算:当日会場で、受付にてお支払い。

申し込んだチケットが、「事前精算」なのか「当日精算」なのかは必ず確認してください。事前精算は、多くの場合、チケットが郵送されてきたり、コンビニなどで発券する必要があります。

当日、楽しみに意気揚々と出掛けて行ったのに、「はっ?おたく誰ですか?」なんて笑えないですから、チェックを怠らないようにしましょう。

 

申込みを忘れていても、聞けばいいだけ!

申し込みを忘れていて、「えっ?!あの舞台って今日やんか!?」みたいになったときは、劇場に問合せしてみると、当日券が出るかもしれません。

聞くのはタダ!ですから、後悔しないようにダメ元で聞いてみましょう!

向こうだって、劇場が満員御礼となった方がいいわけですから、遠慮はいりません。好評につき追加公演!みたいになるといいですね。

また、予約をするときには多くの場合メールアドレスが必要ですが、パソコンからのメールが受信できる状態になっているかを必ず確認してください。

 

③会場までのアクセスをチェック

まぁ当たり前ですけどね。僕が今回、見に行った近鉄アート館は、天王寺のあべのハルカスの8階でしたが、結構わかりにくかったので、余裕をもって早めに到着するようにしましょう。

 

わかりやすい劇場ばかりではない

小さい劇場だと、雑居ビルの中にあったり、入口が喫茶店だったり、お寺の中にあったり、駅から遠かったり、一筋縄ではいかないパターンが多いようです。

 

自由席なら早めに行こう!

自由席はもう戦争ですよね!誰でも間近で見たいですから!

あこがれの俳優さんが、手を伸ばせば触れる距離にいる!息づかいが聞こえた!絶対に私のこと見つめてた!なんてことになったら、最高の思い出になりますね!

指定席ならゆっくり出掛けていっても問題ないですけど、開演に遅れないように。

 

④当日は舞台を楽しむ

待ちに待った当日は好きに楽しめばいいわけですが、劇場のマナーだけは気をつけましょう。

 

服装はどうすればいいの?

ドレスコードがある劇場はほとんどありません。Tシャツ・ジーンズでも構いませんし、仕事帰りのスーツでも大丈夫。上演内容によっては、ごくまれに「汚れてもいい服装で」という注意書きがあることもあります。

 

① 音が鳴るものは避けましょう
お芝居を観る上で「客席から聞こえる音」は作品の妨げになってしまいます。また、アクセサリーなどもジャラジャラ音が鳴るものは避けた方が無難です。

 

② 温度調整ができる服装を
劇場には空調がありますが、冷暖房が効きすぎていることもあります。何か羽織れるものがあると便利です。また、パイプ椅子などの座席も多いので、かさばる上着も避けた方がいいかも。

 

③ 荷物は少なく、身軽に
座席と座席の間にスペースがないことが多いため、大きな荷物は置き場所がないです。劇場によってはクローク(荷物預かり)がありますが、ない劇場もあります。

旅行先の場合などは、キャリーバッグはコインロッカーに預けるか、事前に劇場に確認しておくのがいいと思います。

 

④ 帽子は避ける
劇場はけっこう狭いです。映画館のように、列ごとにキレイな段差が組まれていないこともあります。見やすいように工夫を凝らされていますが、難しいこともあります。

大きな帽子やおだんご頭、アフロなどの髪型だと、後ろの席の人が見えづらくなってしまうので、避けた方が無難です。

 

⑤ 香水のつけすぎに注意
劇場はけっこう狭い(広い劇場もある)ので、隣の人との距離はとても近いです。というか、ほぼ密着状態です。

上演中は密閉空間になりますし、ニオイが苦手な方もいるので、香水はほどほどにしましょう。

 

⑥ 脱ぎやすい靴を。大きなブーツなどは注意
土足禁止の劇場もあります。そういう会場では、靴を脱ぎ、渡されたビニール袋に入れて持って中に入ります。そういう劇場は、往々にして入口が狭いです。

渡された袋にどう考えても、ブーツが入らないとなってもいけませんし、劇場は暗いので、履き慣れた靴がオススメです。

 

その他のマナーなど

その他に、以下のこともいちおう注意しておいてください。

 

① 受付開始時間・開場時間・開演時間のチェック
受付開始時間は、開演1時間前が多いです。イレギュラーなことに対応するため、余裕をもった時間設定にされています。

開場は、公演をする部屋に入れるようになる時間です。開演30分前が多いです。このあたりの時間が、一番受付が混みます。

開演時間は、お芝居本編が始まる時間です。この時間までに、全ての来場予定のお客さんが受付を済ませ、席に着いている状態になることが理想です。

映画や音楽ライブなら、途中入場・途中退場も割と自由にできますが、劇場は難しいです。劇場はけっこう狭いですし、シーンによっては完全に真っ暗(暗転)になります。その間は、扉を開けることはもちろん、お客さんを席に案内することもできません。

仮に、明るいシーンであったとしても、何度も扉を開いて人が出入りすると、演者もお客さんも気が散ってしまいます。

上演時間は様々ですけど、僕が見たお芝居はガッツリ2時間。休憩ナシでした。ですので、お手洗いは事前に済ませておきましょう。あとで尿意をもよおしたら地獄だと思います。

 

② 飲食、喫煙、携帯電話など
多くの劇場では、飲食(飴・ガム・水を含む)・喫煙が禁止されています。公演は1時間~2時間程度のものが多いですので、お腹が鳴らない程度に何か先に入れておくほうが安心かもしれません。

喫煙は必ず決められたスペースで。携帯電話は電源ごと切りましょう。バイブだけでも十分に迷惑です。

 

③ 写メなど撮影はほぼ禁止
上演中は、許可のないカメラ撮影・録音は禁止されることがほとんどです。もちろん著作権や肖像権の問題も発生しますので、絶対に許可なく撮影・録音はしないようにしましょう。

また、上演中以外でも、舞台上のセットを撮影したり、SNSなどにUPすることはやめましょう。セットも作品の一部です。どうしてもという場合は、劇場スタッフに許可を取りましょう。

さぁ、あとは心置きなく楽しみましょう!

 

④ 終演後
終演後にTwitterで感想などがツイートされていないか、評判はどうかなど、血眼になって探す劇団もいらっしゃるそうです。

感想をつぶやく際は、ぜひ劇団名・公演名、ハッシュタグなどを入れてツイートしてみてください。俳優さんからのリツイートやいいね、もしかしたらDM(ダイレクトメール)がもらえるかもしれませんね。

でも、悪意をもって劇団や演者を罵倒したり、ネタバレになるようなツイートは避けましょう。明日の公演を楽しみにしているお客さんもいるわけですから。

でも、まぁ一般常識と、劇団や演者さんを応援したいという気持ちがあれば、楽しい時間になると思います。

 

僕が行ってみて思ったこと

僕が見てきたのは『天守物語』というお芝居です。人間と怪士と鳥の物語です。以下は僕が感じたことです。

① 劇場側は集客に苦しんでいる
受付を済ませたところ、「アンケートにご協力お願いします」と言われながら渡されたのが、A4のアンケート1枚と、20枚以上の舞台公演のチラシ!

俳優さんは喰えない職業でしょうけど、これだけ大量に配るということは相当苦労されているはずです。みんな舞台を見に行こう!

 

② 会場前の花の数が、俳優さんの人気度
受付を済ませて、すぐに出演祝いの花が並んでいました。このお花はだいたい1基2万円程度のはずです。

主役の2人よりも、脇役の鈴木勝吾くんはじめ、若手のイケメン俳優の方へのお花ばかりでした。集客に苦労しているということは、客を呼べる俳優は重宝されることになります。

特に、知名度がない劇団の場合、脇役で人気俳優を呼んでくる必要が出てきます。今回の鈴木勝吾くんはまさにそのパターンだと思います。

脇役の鈴木勝吾くん宛ての花が、一番多かったからです。もちろん業界関係者からのお花もありましたが、ファンからのお花が多かったです。

ということは、AKBの選挙なんかと同じで、ファンが自分推しの俳優に恥をかかせたくないとか、押し上げてやるぞ!とか、好きな俳優に自分の存在をわかってもらいたいという心理が働いているはずです。

僕が購入したチケットも、上記のtwitterから飛んだので、鈴木勝吾くんの先行販売チケットです。6000円でしたが、このうち何%かは彼に入るはず。花の数からいっても、彼目当てのお客さんは多かったはずですから、ギャラにも反映するはずです。

ある意味、ホストの売上競争と本質的には変わらないかもしれませんね。

下手すると、主役の方よりギャラは高いかもしれませんね。でも、そこから事務所の取り分があるので、それほど残らないかもしれませんが、相当数の舞台をこなしているので、それなりに収入があるのではないかと思いました。

やはり最初に戦隊ヒーローをしたのは大きいですね。しかし、こうしたファンの存在を考えると、芸能人って恋愛を公にできないし、結婚もなかなか難しいですね。ルックスが良い人達に囲まれてるわけですから、ある意味、生き地獄かもしれません。

 

③ 劇場は狭いけど、イスはまぁまぁ

劇場は思った以上に狭かったです。僕が行った近鉄アート館だけかもしれませんが…。イスはオフィスで使うミーティングチェアみたいな感じで、まぁまぁでした。

隣とは隙間なく座らなければいけませんが、野球の球場のように、弁当箱の上に座らされるような窮屈な感じはしませんでした。

野球の球場のイスって、もうちょっと何とかして欲しいですよね。あんなの狭すぎるもん。

 

④ 舞台が狭い中で、世界観を出すのがすごい
舞台も狭いです。セットチェンジもありませんでした。でも、それで場面の移り変わりや世界観を出す演出がすごいなと思いました。プロの仕事ですね。

 

⑤ 演じている俳優さんがめちゃくちゃ近い

一番前の席だったら、触れる距離に俳優さんがいます。あの距離だと、IKKOさんなら抱きついてしまいそうです。

⑥ 舞台俳優さんは、声がめちゃくちゃ通る
これはさすがにプロですね。

 

⑦ 最初はストーリーがわからなくても、後で腑に落ちた
最初は意味がわからなかったんですけど、最後にどんどんわかってくるので、心配いらないです。これは本当に脚本家の方がしっかりしていると思いました。

 

⑧ 様々なプロの方の仕事で成り立っている
作家、舞台装置、メイク、演出家、演者、衣装、音響など、様々なプロがいて成り立つものですね。ただ、それだけに簡単に儲かるものではないと思います。

 

⑨ 2時間あっという間
上演時間がわからないまま、見に行きましたけど、最後に終わって拍手して出てきたら、きっちり2時間でしたが、あっという間でした。本当に楽しめました。

 

⑩ 6,000円は高い?
僕は前売りで6,000円でした。これが高いかどうかですが、俳優さんに直接会えることを考えれば、安いと思いました。

近鉄アート館はあの狭い中に320席ほどでしたから、単純計算で192万円。近鉄アート館の場所代も考えると、決して楽な商売ではないですね。

やはり芸能界って、弱肉強食の最たる世界かもしれません。

最後に

いろいろ考えることもありましたけど、素晴らしい舞台でした。
日本の演劇文化を守る意味でも、楽しめるという一点においても、また見に来たいなと思いました。

皆さんも生で俳優さんにお会いになられては、いかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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