皆さんは長崎と聞いて、どんなイメージを持たれるでしょう?
僕なら、カステラ、ちゃんぽん、皿うどん!って、全部食べ物やん!
他にも、海が近くて造船業が盛んとか、自衛隊の基地があるとか、日本と中国とオランダの文化が絶妙に混ざり合った和華蘭(わからん)文化なんて言ったりもしますね。
そうした印象があるのも、維新回天の地、長崎でひとりの英国人が活躍したことがあります。
それがトーマス・グラバーです。今回は、グラバー園~大浦天主堂への行き方について、お話させていただきます。
長崎に観光するとしたら、どこへ?
長崎の観光地なら、次の8つくらいではないでしょうか?
ざっくりですが、長崎には以下のような観光スポットがあります。ここ以外にも、佐世保、平戸、五島列島なども有名ですね。
長崎市内の主な観光スポット
➀グラバー園~大浦天主堂
➁原爆資料館~平和公園
➂亀山社中(坂本龍馬)
➃新地中華街~出島
➄長崎の1000万ドルの夜景
長崎市外の主な観光スポット
大体こんなところではないかなと思います。
もちろん他にも魅力的な観光地はたくさんあると思いますが、2泊3日くらいで旅行される方が多いと思うので、これくらいかなと思っています。
今回は、➀グラバー園~大浦天主堂への行き方について、ご紹介させていただきます。
まずはグラバー園へ出掛けよう
グラバー園は長崎観光に行かれる方にとっては、鉄板の観光地ではないでしょうか。
グラバー園とは
グラバー園は、幕末から明治にかけて活躍したイギリスの商人、実業家であるトーマス・ブレーク・グラバーの邸宅跡です。当時の最先端の西洋文化を体感できる場所ですね。
旧グラバー住宅の主トーマス・ブレーク・グラバーは、スコットランド出身の貿易商人です。
幕末の動乱に乗じて、当時の最新武器の貿易を盛んに行い、長崎に西洋式ドック(船の修理場)を建設し、日本の近代化に大きな役割を果たした人物。
グラバーのもとには西洋諸国の商人や幕末の志士たちも集まり、今でも旧グラバー住宅の廊下の天井には、坂本龍馬や幕末の志士たちをかくまったとされる隠し部屋を見ることができます。
景色のいい高台にあるので、長崎市内が一望できますし、幕末・明治にタイムスリップしたような気分になります。
グラバー園の概要
グラバー園 | |
所在地 | 〒850-0931 長崎市南山手町8番1号 |
電話番号 | 095-822-8223 |
開園時間 | 9:00~19:00 |
休園日 | 年中無休 |
URL | http://www.glover-garden.jp/ |
グラバー園~大浦天主堂への行き方
観光ブックには、長崎の路面電車の「大浦天主堂」駅から徒歩で!みたいに書かれているものが多いですが、このルートはやめた方がいいです。
なぜなら、坂道の多い長崎市で、坂下からずっと登っていくのは、体力的にしんどいからです。
坂の上から降りていく方がはるかに楽チンなので、そちらのルート(グラバースカイロード)をご紹介いたします。
上の方に、黄色で斜行エレベーターと垂直エレベーターが出ていますが、こちらを使うルート(グラバースカイロード)です。
路面電車「石橋」駅から出発しよう!
路面電車の終着駅である『石橋』駅から歩くのが、楽に見て回れる方法です。
『新地中華街』駅で、『石橋』行きに乗り換えましょう。
路面電車の「大浦天主堂」駅の1つ先の終点駅である「石橋」駅で降りてください。ここからは、画像中心でご案内します。
石橋駅を降りてすぐ。線路に沿って、北に進んでいきます。
100mほど進んで、ここを右折。
道なりに、200m程まっすぐ進みます。
これが斜行エレベーター。5階まで登っていきます。
斜行エレベーターの中からの景色。
斜行エレベーターを降りてすぐ。ここを右折。
このまま、まっすぐです。真ん中の上の方にある、縦に長いのが垂直エレベーターです。
2つ目の垂直エレベーター。3階まで登ります。
垂直エレベーターを降りてすぐ。まっすぐ進みます。もうすぐです!
いよいよグラバー園へ
園内マップ。現在地は第2ゲート(料金所)です。
第2ゲートの入り口です。料金を払って入りましょう!
入園してすぐの景色。あとは降りていくだけ!下から登ってくるより、だんぜん楽です!
個人でこれだけ立派な邸宅を持ってるって、どれだけすごい人なんでしょうね。
レトロな衣装を借りて、記念撮影もできます。
長崎港を挟んだ対岸には、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産となっている三菱重工・長崎造船所の遺産群を眺めることができます。
日本の西洋料理はここから始まった
江戸時代、鎖国していた日本にとって、長崎は文明開化の先駆けだったわけで、感慨深いものがあります。
めちゃくちゃ暑かったので、ここ『自由亭』で休憩しました。
令和となった今でも、おしゃれな店内。
当時の日本人にとって、西洋文化はどれほど憧れだったでしょうね。
幸福のハートストーン伝説
グラバー園にはハートの形をした敷石が2つあります。
「ハートストーンを2つ見つけると幸せなことがある♥」
「カップルでこのハートストーンに手を重ねると幸せになれる♥」
などと言われていて、下をキョロキョロ見ながら歩く人が多く見られます。
上の園内マップの♥マークの場所を探してください。
1つ目のハートストーンは、旧グラバー邸の庭の方位盤の足元にあります。
2つ目のハートストーンは、旧グラバー住宅からレストハウスへ向かう手前のカーブになっている所にあります。
ハートストーンは、実は3つある
敷石ではありませんが、グラバー園にはもう1つハートストーンがあります。
グラバー園の出口近くの長崎伝統芸能館の先に、ガーデンショップという売店があります。ここのレジの後方のテラスにあります。
ここのハートストーンは壁に飾られています。
旧グラバー邸の建築様式も珍しい
国の重要文化財・旧グラバー住宅は日本に現存する最古の木造洋風建築で、正面玄関を設けないクローバーのような形をしています。
世界遺産登録を勧告された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つです。
グラバー邸は、木と石を巧みに使った珍しい構造になっています。柱の部分だけが石になっていたりして、この時代でも珍しい構造になっているらしく、他では見ることができない建築様式だそうです。
坂本龍馬や幕末の志士たちをかくまったとされる「隠し部屋」も、ぜひ見たかったのですが、僕が行ったときは、耐震性向上のために改修工事中でした。残念…。
本来であれば、このような感じの素晴らしい邸宅です。
長崎伝統芸能館でお祭り気分
グラバー園の出口近くまで降りてくると、長崎伝統芸能館があります。
ここには、長崎の伝統的お祭「長崎くんち」で登場する龍や傘鉾などが展示されています。長崎の和華蘭文化に触れましょう。
大浦天主堂~グラバー坂通り
グラバー園を出て、少し下ると、すぐに大浦天主堂が見えてきます。
大浦天主堂とは
国宝・大浦天主堂は、幕末の開国にともなって造成された長崎居留地に、在留外国人のために建設された中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の教会で、現存するものでは国内最古です。
聖堂内を飾るステンドグラスの中には、約100年前のものもあります。
約150年前、江戸時代の1864年に竣工。
平面形式と外観デザインも変容し、外壁も木造からレンガ造に変更されましたが、内部空間の主要部には創建当初の姿が保存されています。
2018年にユネスコの世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつです。
青空に映える美しい外観です。ただ、拝観料1000円で、内部は写真撮影不可なので、僕はスルー。
大浦天主堂 | |
所在地 | 〒850-0931 長崎市南山手町5-3 |
電話番号 | 095-823-2628 |
拝観時間 | 8:00~18:00(受付は17:30まで) |
お休み | 年中無休 |
URL | https://nagasaki-oura-church.jp/ |
グラバー坂通り
大浦天主堂を過ぎると、すぐにグラバー坂通りです。色んなおみやげやガラス製品のお店があります。
グラスロード1571
長崎独特のガラス工芸品を揃える『グラスロード1571』は、見ているだけでも楽しかったです。
可愛らしい長崎ガラス
グラバー坂通りに激うまプリン!
坂の中ごろにある長崎南山手プリン!ここは本当にオススメです。
これ惹かれませんか?どうしても気になって、買ってみました。
上のジャムとプリンを混ざて食べると、超絶ウマ過ぎ!
ちょーオススメです!絶対に食べないと後悔します。
長崎ちゃんぽん発祥のお店・四海樓
グラバー坂通りを降りきったところに、長崎ちゃんぽん発祥のお店『四海樓』があります。ちょー人気店だそうです。
お客さんがお腹いっぱいになるように!ということで、美味しいものを全部ぶち込んだというのが始まりだそうです。
こういう元祖を考えつく方って、愛情豊かなのかもしれませんね。
でも、あまりに立派な佇まいにビビってしまい、お値段も高そうなので、僕は華麗にスルー!
あとは路面電車で帰るだけ
四海樓まで降りてきたら、路面電車の大浦天主堂駅がすぐ側なので、帰りも楽です。
もちろん海沿いをブラブラゆっくり歩いて帰るのもいいですね。
最後に
グラバー園~大浦天主堂~グラバー坂通り、いかがでしたでしょうか?
長崎旅行者は必見の観光スポットですね。
グラバー園からの景色の素晴らしさは、実際に行かないとわからないので、是非お出掛けになってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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