第55回全日本大学駅伝・関東地区予選会2023予想と各大学の戦力
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来る2023年(令和5年)6月17日(土)、17時30分(午後5時30分)から、相模原ギオンスタジアムにて、全日本大学駅伝・関東地区予選会2023が開催されます。

 

名目上ではありますが、全国一を決める大学駅伝です。もちろん学生三大駅伝のひとつですし、来年の箱根駅伝を見据えて重要な大会になります。

その中で特に、優勝争い、またシード権争いに絡むことが予想されるのが、やはり関東地区の大学でしょう。

今回は、出場20大学の戦力分析を行い、全日本大学駅伝・関東地区予選会2023の予想をしていきたいと思います。

 

目次

全日本大学駅伝・関東地区予選会2023の日程とルール

まず、全日本大学駅伝2023の本大会の日程は、2023年(令和5年)11月5日(日)、午前8時05分スタートです。

 

そして、今回の主題である全日本大学駅伝・関東地区予選会は、2023年(令和5年)6月17日(土)、午後5時30分から、相模原ギオンスタジアムにて行われます。

この予選会の様子は、当日の17時15分から、下のYoutubeで動画配信されます。熱い戦いを観戦できるのは嬉しいですね!

 

 

前回の関東地区選考会の様子

 

 

全日本大学駅伝2023のシード校と実力

まずは、全日本大学駅伝2022の順位と、シード校およびその実力を見ておきましょう!

第54回全日本大学駅伝2022の結果
駒澤大学
② 國
青山学院大学
順天堂大学

早稲田大学
中央大学
東洋大学
-----------
⑨ 明治大学
⑩ 東海大学
⑪ 東京国際大学
⑫ 神奈川大学
⑬ 中央学院大学
⑭ 大東文化大学
⑮ 日本大学

 

①前回、前々回優勝の駒澤大学は、昨年度の学生3大駅伝をすべて勝利し、3冠を成し遂げた。

今年も選手の質が高く、選手層も分厚い。

主将の鈴木芽吹、唐澤拓海、佐藤圭汰など、どの区間でも区間賞を狙えるだけの力量がある。全日本大学駅伝は相性も良く、今年も優勝候補筆頭だ。

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➁前回、準優勝の。近年、急速に力をつけており、すっかり強豪校となっている。

3年生の平林清澄、山本歩夢、4年生の主将・伊地知賢造を中心に、選手層も厚みを増している。今年も上位に入ってくるだろう。

 

③前回、黄金世代を擁しながら、3位に沈んだ青山学院大学。もちろん強豪校ではあるが、昨年と比べると、明らかに力は落ちる。

それでも、原晋監督の育成力とともに、注目度も高い大学だけに、誰か大きく力を伸ばしてくる選手が出てくるだろう。

 

➃前回4位の順天堂大学も、今年は少し力が落ちている。黄金世代だった4年生が卒業してしまったからだ。

しかし、5000m高校歴代1位の吉岡大翔選手が加入。すでに大学生のトップランナーに揉まれ、とても楽しみな存在だ。

 

➄前回、初出場ながら5位となった。近年、急激に強くなった創価大学だが、昨年の黄金世代が卒業して、少し力が落ちている。

しかし、2人のケニア人留学生を抱えながら、他の日本人選手も着実に力をつけてきているだけに、そう簡単に上位を譲ることはないだろう。

 

➅前回、しぶとく6位に入った早稲田大学。昨年、花田監督が就任してから好調を維持している。

今年も各選手が力を付けており、順調に実力を伸ばしているだけに、今年もかなりいい戦いができるだろう。

 

➆前回7位の中央大学は、今年は駒澤大学の対抗馬として最右翼の大学だ。

エースの吉居大和を中心に、下級生も実力者揃いなだけに、一気に優勝する可能性も十分にある。少なくともトップ3は堅いとみる。

 

⑧前回はギリギリのシード権獲得となった東洋大学。それでもエース松山和希を欠いていただけに、今年は勝負の年といえるだろう。

1秒を削り出すしぶとい走りは脅威。5位くらいまでなら十分に上がってくる可能性がある。

 

この8つのシード校は、はっきり言って強すぎます。

正直なところ、これらシード校と今回の予選会に参加する大学の間には、かなり大きな隔たりがあって、勝負するのは難しいかなとも思います。

予選会を戦うチームから、これらのシード校と勝負できるのは、よくても2校程度ではないでしょうか。

 

 

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全日本大学駅伝・関東地区予選会に出場する20大学

全日本大学駅伝・関東地区予選会2023に出場する20大学は、持ちタイム順に、以下の20大学です。

東海大学 中央学院大 明治大学 神奈川大学 東京国際大
大東文化大 城西大学 帝京大学 立教大学 日本体育大
法政大学 日本大学 山梨学院大 東京農業大 駿河台大学
麗澤大学 国士舘大学 専修大学 芝浦工業大 亜細亜大

 

 

全日本大学駅伝・関東地区予選会2023のルール

予選会のルールは、トラック10000mを4組に分け、各大学2名ずつでレースを実施し、8名の合計タイムの上位7校を推薦対象校とします。

なお、8名のうち1人でもリタイアすると、その大学は失格となってしまいます。

2016年の第48回大会予選会は、創価大学と神奈川大学が、最終組でリタイアする選手が出て、通過圏内にいながら、最後の最後で失格となってしまいました。

さらに、2018年の第50回大会予選会では、中央大学が1組目で熱中症のためリタイアで失格となり、2~4組の選手は走ることすらできず、選手および関係者が呆然としていたことが忘れられません。

 

全日本大学駅伝・関東地区予選会2023
①チームエントリー
 2023年6月4日(日)-各チーム13名まで
②組エントリー
 2023年6月16日(金)-各チーム8名(各組2名)
 ※組エントリー後は、原則変更禁止

 

 

全日本大学駅伝・予選会の突破が難しい理由

全日本大学駅伝の予選会を突破することは、箱根駅伝予選会を突破するよりも難しいと言われることがあります。

箱根駅伝予選会が10大学に門戸が開かれているのに対し、全日本大学駅伝では予選会を突破できるのは7大学しかありません。

 

コンディション調整が難しい

予選会当日は、梅雨時期である6月であるため、高温多湿になりやすいです。

晴れると恐ろしく暑くなり、酷暑といわれるときがありますし、曇りだと蒸し暑くなり、雨が降れば気温は上がりにくいものの走りにくいという、いわゆる最悪のコンディションの中で争うのが、全日本大学駅伝・関東予選会なのです。

したがって、各選手は攻めながらも、守りの走りもすることが大切になってきます。

また、1組目および2組目でしっかり上位をキープして、3組、4組の各大学のエースがリタイアすることなく、しっかり実力を発揮する必要があります。

 

持ちタイム(ベストタイム)はあまり当てにならない

各選手の持ちタイムは、そのほとんどが晩秋か冬、春先の気温が上がりにくく走りやすい季節・環境で出されたものです。

ですから、高温多湿の6月に行われる全日本大学駅伝・関東地区予選会においては、このタイムではまず走れません。

悪環境の中での勝負強さや真の実力が問われるので、持ちタイムだけでは判断できないです。

当日の気温・湿度などのコンディションや各選手の調子に大きく左右されるため、予想はとても難しいものとなります。

 

誰も絶対に失敗できない

たとえば、箱根駅伝の予選会だと、12名が走って上位10名の記録の合計で競うことになりますが、この全日本大学駅伝の予選会は、走る8人の選手の記録はすべて採用されてしまいます。

したがって、誰も失敗できませんので、1組2組は基本的にあまり勝負しないというか、慎重にレースをしていって、後半だけは勝負していく流れになります。

そして、3組目で少しずつ差がつき始めて、4組目の各校のエースでガチンコ勝負という展開になりやすいです。

しかし、昨年の大東文化大学は、2組目にエースのピーター・ワンジルが登場してタイムを稼ぎ、3組4組を凌いで、見事に予選会を突破しています。

このように、各大学の読みの裏をかく戦法をとることもあります。

 

タイムを稼げる留学生がいるチームが有利

4組に分かれて行われる予選会。各大学のエースが4組目に登場することが多いです。

突破圏外にいるチームは、そうしたエースが最終組で、なんとか勝ち抜くために勝負してきます。

逆に、突破圏内にいるチームのエースは、そうしたチャレンジしてくる選手をペースメーカーに使いながら最後で抜くか、少なくとも大きく離されなければいいわけです。

そのどちらもできるのが、突出した力をもつ日本人選手か、爆発力をもつケニア人留学生です。

その中でも、最後に大逆転できるだけの実力あるケニア人留学生がいるチームはやはり有利だと思います。

 

1組・2組が大事

予選会は1~4組まで、大事ではない組はありませんが、やはり勢いに乗るためにも、1・2組でしっかり上位にいることが大事です。

いくら4組のエースで挽回できるといっても、限度がありますし、相手も各大学のエースです。

それに、無理をして挽回しようとするとオーバーペースになって潰れてしまったり、他大学のエースに、体よくペースメーカーにされてしまいます。

しかし逆に、4組のエースが突出している場合、1組2組を走る選手は心理的に余裕があるかもしれません。

どちらにしろ、勝負はやはり最初が肝心ですね。

 

全日本大学駅伝・関東地区予選会2023の予想

全日本大学駅伝・関東地区予選会2023の滝山の予想は、以下の通りです。

最初に逃げるわけではありませんが、各順位は±3くらいは十分にあり得ると思います。

全日本大学駅伝・関東地区予選会の予想

西
神奈川大学
東海大学
明治大学

東京国際大学

――――――――――

帝京大学
大学
法政大学
日本体育大学
東京農業大学
山梨学院大学
駿河台大学
麗澤大学
国士舘大学
専修大学
芝浦工業大学
亜細亜大学

 

 

順位予想について

今回の関東地区予選会は、予想がとても難しいと思っています。飛び抜けた実力校が少ない気がするからです。

予選会当日にしっかりピークを合わせ、コンディションを整えられた大学が、当然有利になります。

そして『絶対に予選会を突破してやる!』という意志が強い大学が勝ち抜いてくるのではないでしょうか?

ちなみに一番迷ったのが、法政大学、帝京大学と日本大学。どれくらいやってくれるか読めなかったので、正直なところ勘だけで選びました。

 

 

上位7校は堅いか…

走る環境としては最悪の6月。それだけに、持ちタイムよりも勝負強さが求められる全日本大学駅伝・予選会。

予想するのは非常に難しいところですが、そうはいっても、やはり持ちタイムがいいということは、レースに臨むに当たって余裕が違います。

持ちタイム上位7校は、他大学と比べても少し抜けている印象があります。各大学も本気で狙いにくる大会であるだけに、上位7校はやや堅いと思います。

この持ちタイム上位7校の間で、順位を競う展開になる可能性が一番高いと思います。

しかし、前回の予選会では、持ちタイムが16位だった神奈川大学がトップ通過でした。

それだけに、どの大学があっと驚く結果を出しても、おかしくありません。

 

 

突破有力なのは城西、神奈川、東海

少し力が抜けているのではないかと思われるのが、1~3位予想にあげた西神奈川大学東海大学の3校です。

このうち、城西大学と東海大学はエースがしっかりいて、中間層も揃っており、戦力が充実しています。

神奈川大学は飛び抜けた実力者はいないものの、4年生は隠れ黄金世代ですし、勝負強く前回トップ通過です。

よほどのアクシデントがない限りは、この3校は安全圏だといえるでしょう。

もちろん油断はできませんし、番狂わせも起こり得ますが、きちんと実力を発揮できれば、突破する有力候補だと思います。

ただ、この3校であっても、シード校と勝負するのはかなり厳しい。ダントツのトップ通過するつもりで戦ってもらいたいところです。

 

 

上位に続くのが明治、大東文化

正直なところ、上位予想にあげた3校以外は、どこが落ちてもおかしくないと思いますが、それでは予想にならないので、苦しみながら予想してみました。

上位3校に続くのが、明治大学ではないかと思います。

この両校は選手層が厚いので、大きな失敗がなければ、なんとか滑り込めるのではないでしょうか。

ただし、明治大学はエースの児玉選手がやや不調気味、大東文化大学は昨年ほどの勢いを感じられないことが不安材料ではあります。

 

 

当落線上なのは東京国際、中央学院、立教、帝京、日大、法政

6~11位の当落線上にいるのが、6校だと思います。どこが落ちて、どこが上がってきてもおかしくない。

東京国際大学は、最強留学生のリチャード・エティーリはエントリー漏れで、同僚のアモス・ベット選手が圧倒的な走りができるかどうか、そして昨年に比べて、日本人選手はやや落ちるか…。

はいわゆる野武士軍団ともいえる。近年は予選会で負けが続いているが、持ち前の勝負強さを発揮して、なんとか突破したい。

は、今年の箱根駅伝に55年ぶりに出場して、上昇気流に乗っている。持ちタイムも上がってきているだけに、番狂わせを起こしたい。

帝京大学は得意の箱根駅伝でもいいところなく、シード落ち。どれくらい復調できているか、この予選会が今度を占うバロメーターとなるだろう。

倉敷高校で全国制覇の実績をもつ、新雅弘監督が新たに就任した大学。ケニア人留学生キップケメイの活躍にも期待したいが、まずは新雅弘監督のお手並み拝見といった感じ。

法政大学は、今年の箱根駅伝7位というシード権をもつ強豪校。しかし、強かった4年生がゴソッと卒業してしまった。全体の底上げができていないと、出雲駅伝も箱根駅伝は厳しくなってしまうが如何に。

 

 

それ以下の大学は苦しい

これまでに挙げた大学だけでもかなり強力で、予想は難しいです。東京農業大学あたりには期待したいのですが…。

残念ながら、それ以外の大学に入り込む余地はほとんどないと思います。

なぜそう思うのかは、以下の各大学についての分析をお読みいただければと思います。

 

 

各大学陸上競技部のHP一覧

各大学の陸上競技部のHPの一覧です。ひいきの大学の情報をチェックしてください。

 

シード校

駒澤大学 『HP』『instagram』
國學院大學 『HP』『twitter』『instagram』
青山学院大学 『HP』『twitter』『instagram』
順天堂大学 『HP』『twitter』『instagram』
創価大学 『HP』『twitter』『instagram』
早稲田大学 『HP』『twitter』『instagram』『YouTube』
中央大学 『HP』『twitter』『instagram』『You tube』
東洋大学 『HP』『instagram』『公認応援』

 

予選会参加校

東海大学 『HP』『twitter』『instagram』
中央学院大学 『HP』『twitter』『instagram』
明治大学 『HP』『twitter』『instagram』
神奈川大学 『HP』『twitter』『instagram』
東京国際大学 『HP』『twitter』『instagram』
大東文化大学 『HP』『twitter』『instagram』
城西大学 『HP』『twitter』『instagram』
帝京大学 『HP』『twitter』
立教大学 『HP』『twitter』『instagram』『Facebook』
日本体育大学 『HP』『twitter』『instagram』
法政大学 『HP』『twitter』『instagram』
日本大学 『HP』『twitter』『instagram』
山梨学院大学 『HP』『twitter』
東京農業大学 『HP』『twitter』『instagram』
駿河台大学 『HP』『twitter』『instagram』
麗澤大学 『HP』『twitter』『instagram』
国士舘大学 『HP』『twitter』『instagram』
専修大学 『HP』『twitter』『instagram』
芝浦工業大学 『HP』『twitter』『instagram』
亜細亜大学 『HP』『twitter』『instagram』『Youtube』

 

 

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出場各大学の戦力分析

各出場大学の戦力を分析してみました。これによって予想がバッチリ当たってくれると嬉しいのですが…。

帝京大学、法政大学、日本大学あたりは、正直なところどう判断してよいか、わからなかったです。

『各大学・組エントリー一覧(最終)』

組・色分け

1組 - 青
2組 - 緑
3組 - オレンジ
4組 - 赤

 

『各大学チームエントリー一覧』

 

 

1位突破予想:城西大学

『HP』『twitter』『instagram』

今年の箱根駅伝で大善戦して、シード権を獲得した城西大学。箱根駅伝で実力を示したことで、選手が自信を持ち始め、上昇気流に乗っている。

エースのケニア人留学生キムタイも、日本に来てからどんどんタイムを伸ばしているし、レースでは無類の強さを誇っている。

それにつられてか、日本人選手も着実にタイムを上げてきており、全体の底上げとなっている。

ヴィクター・キムタイが最終組で大きくタイムを稼いでくれるだろうという安心感があり、3組までの日本人選手も大崩れだけ避ければいいという心の余裕があると思う。

1組2組で上位で粘ることができれば、4組目のキムタイ、日本人エース山本唯翔で最後にトップ通過を狙えるのではないか。

強み:ケニア人留学生キムタイの活躍&日本人エースの存在
弱み:大きな欠点がないゆえの油断と勝負弱さ

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
中田 侑希(4) 14:25.41 29:14.07
野村 颯斗(4) 13:55.75 28:54.48
山中 秀真(4) 13:58.72 28:57.70
山本 樹(4) 14:19.89 29:54.16
山本 唯翔(4) 13:54.49 28:25.21
久保出 雄太(3) 14:30.00 29:48.64
林 晃耀(3) 14:02.82 29:26.31
平林 樹(3) 14:11.20 28:49.64
Vキムタイ(2) 13:26.77 28:24.57
大沼 良太郎(2) 14:20.06 30:18.54
斉藤 将也(2) 13:51.21 28:33.42
桜井 優我(2) 14:21.30 29:27.92
鈴木 健真(2) 14:08.38 29:57.99

 

2位突破予想:神奈川大学

『HP』『twitter』『instagram』

全日本大学駅伝の予選会より、箱根駅伝の予選会の方が得意だった神奈川大学。

しかし、昨年は苦戦が予想された全日本大学駅伝の予選会をまさかのトップ通過!周囲を驚かせた。

ところが、肝心の箱根駅伝の予選会では、上位通過が予想されたものの、まさかの次点で敗退となってしまった。

この失敗を糧に調子を上げてきていれば、2年連続のトップ通過もあり得るが、気落ちしたままだと、ギリギリの通過となるだろう。

神奈川大学については、主力が多い4年生が怪我なく、当日を迎えられるかによって結果は違ってくると思う。

昨年のように主力が全員揃った上で、しっかり実力を発揮して、1組2組で3位以内に入ってくるようだと、上位通過は堅いだろう。

地味な存在に甘んじている間に、他校は着実に力をつけてきている。意地を見せたい。

強み:主力となる4年生の選手層がかなり分厚い
弱み:飛び抜けてタイムを稼げる選手が全くいない

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
宇津野 篤(4) 14:02.03 28:51.68
大泉 真琴(4) 14:13.35 29:16.77
尾方 馨斗(4) 14:10.61 28:49.71
小林 篤貴(4) 13:50.33 28:21.10
佐々木 亮輔(4) 14:23.64 29:10.90
髙橋 銀河(4) 13:57.31 28:57.71
巻田 理空(3) 13:59.06 28:43.65
飯塚 厚(3) 14:10.08 29:12.65
中西 良介(3) 14:34.80 29:43.33
中原 優人(3) 13:46.84 28:47.66
酒井 健成(2) 14:08.87 29:25.42
宮本 陽叶(2) 14:06.75 28:50.70
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3位突破予想:東海大学

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3位突破予想の東海大学は、両角監督の育成方針なのか、スピードランナーが多く、トラック種目が得意な選手が多いと思う。

昨年は苦しい戦いを強いられ、選手にも鬱憤が溜まっているのではないか?退部者が多く出ているのも少し心配。

しかも、主力だった吉田響が創価大学に移籍するなど、チーム内のゴタゴタがあったのは事実だ。

それでも、エースの石原翔太郎が復活して、2年生の花岡久哉が関東インカレで2位になるなど、少しずつ復活してきていると思う。

トラックの持ちタイムが主力の4年生・松崎咲人が欠場するのは痛いが、予選会レベルならそれを補って余りある選手層を誇っている。

持ちタイムが1位で、かつトップ通過を狙っていくであろうから、手堅く上位通過を果たすと思う。

強み:トラック種目が得意な選手が多い。エース石原翔太郎が復活。
弱み:主力の吉田響選手が移籍するなど、部内のゴタゴタと意識の低さ。

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
石原 翔太郎(4) 13:29.21 28:05.91
入田 優希(4) 14:04.17 29:02.30
喜早 駿介(4) 13:53.42 28:52.13
松尾 昴来(4) 13:57.91 28:21.80
五十嵐 喬信(3) 13:57.59 29:29.44
梶谷 優斗(3) 13:45.56 28:27.77
越 陽汰(3) 13:53.77 28:48.37
水野 龍志(3) 13:57.25 29:02.44
鈴木 天智(2) 14:05.12 29:18.64
花岡 寿哉(2) 13:46.54 28:15.65
湯野川 創(2) 14:06.15 29:39.32
永本 脩(1) 14:07.93 29:37.78
南坂 柚汰(1) 13:54.90 29:08.31

 

4位突破予想:明治大学

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持ちタイム3位の明治大学を、4位予想にした。ちょっと予想が難しいのが、この明治大学だと思う。

正直に言うと、明治大学はいい選手は揃っているものの、なんだか小粒な印象がするし、強いなと思うときと脆いなと思うときがある。。

他大学からすると、タイムを稼ぐ怖さがある選手がいないため、誰も失敗できないと思う。

それに4年生の児玉選手が不調なのか、少し元気がない感じもする。それでも、ブランド大学ということもあり、そこそこいい選手がしっかり揃っている。

それだけに、1組2組でしっかり上位をキープできれば、この予選会は突破できるのではないか。

逆に、1・2組目で大きく失敗するようだと、予選会突破は危うくなってくる。

強み:持ちタイムのいい選手が多くいて、選手層が分厚い。
弱み:タイムを稼げる選手がいないので、誰も失敗できない。

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
児玉 真輝(4) 13:47.10 28:22.27
斉藤 拓海(4) 14:18.45 29:43.13
杉 彩文海(4) 14:04.49 28:28.94
橋本 基紀(4) 14:06.13 29:31.74
尾﨑 健斗(3) 13:54.88 28:54.19
甲斐 涼介(3) 13:58.86 29:20.33
溝上 稜斗(3) 14:04.68 29:15.05
吉川 響(2) 13:58.40 29:01.27
堀 颯介(2) 13:58.00 28:40.90
室田 安寿(2) 14:09.94 29:47.15
森下 翔太(2) 13:49.20 28:24.84
綾 一輝(1) 13:51.61 29:33.36
大湊 柊翔(1) 13:54.51 29:33.52

 

5位突破予想:大東文化大学

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昨年3月より、仙台育英高校を全国一に押し上げた真名子新監督を迎え入れた大東文化大学。

近年低迷してきたチームの雰囲気を一新させて、全日本大学駅伝そして箱根駅伝にも出場した。近年低迷していただけに、真名子監督の手腕が改めて評価された形だ。

今年もまずまず好調は維持していると思うが、今のところ去年ほどの勢いは感じない。

今年はもう追われる立場となっているが、持ちタイム6位なだけに、ここは当日にしっかりピークを合わせて突破してくるのではないか?

ケニア人留学生の割には、もうひとつ力量を感じないピーター・ワンジルが奮起すれば、予選会突破は十分に見えてくる。

強み:真名子監督の下で好調を維持しており、安定感が出てきた
弱み:ピーター・ワンジルの時折やらかしてしまう勝負弱さ

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
菊地 駿介(4) 14:02.68 29:00.45
久保田 徹(4) 13:52.20 28:29.75
倉田 蓮(4) 13:55.60 28:58.75
佐竹 勇樹(4) 13:59.46 30:00.23
大谷 章紘(3) 13:59.38 28:49.42
小田 恭平(3) 14:17.22 29:05.57
佐々木 真人(3) 14:15.87 29:25.33
西川 千青(3) 13:54.31 28:58.98
西代 雄豪(3) 14:09.00 29:25.40
Pワンジル(3) 13:31.97 28:25.20
入濵 輝大(2) 14:03.48 28:44.62
戸田 優真(2) 14:27.42 30:13.72
棟方 一楽(1) 14:25.30 ---

 

6位突破予想:東京国際大学

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この東京国際大学あたりからは、どこが落ちてもおかしくない厳しいサバイバルゲームとなるだろうと思う。

最強留学生リチャード・エティーリが見られないのは残念だが、エントリーされた同僚のアモス・ベットも、昨年までの最強留学生イェゴン・ヴィンセントに勝つほどの超怪物級だ。

それだけに、東京国際大学としては、3組終了時点で7位以内にいなくても、射程圏内にさえいればいいというのは、精神的に大きなアドバンテージとなるだろう。

日本人選手も去年と比べると、少し落ちるかもしれないが、主力はしっかりエントリーしているので、彼らがどのくらい復調し成長できているか。

1組~3組の選手が大崩れすることなく、しっかり上位につけていれば、問題なく突破できるだろう。

強み:超強力なケニア人留学生&28分台ランナーが3名
弱み:日本人選手が昨年より落ちる+主力の復調どこまで?

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
生田 琉海(4) 14:04.82 29:09.22
村松 敬哲(4) 13:54.79 28:40.41
木村 海斗(3) 13:56.86 29:36.47
牛 誠偉(3) 13:50.28 29:17.03
楠木 悠斗(3) 14:19.26 30:02.37
佐藤 榛紀(3) 13:50.31 29:17.39
白井 勇佑(3) 13:41.40 28:27.45
冨永 昌輝(3) 13:57.50 29:06.37
山岸 柊斗(3) 13:58.31 29:56.23
川内 琉生(2) 14:13.26 29:43.48
菅野 裕二郎(2) 13:51.18 29:52.19
森 春樹(2) 14:05.98 28:44.97
Aベット(1) 13:16.85 ---

 

7位突破予想:中央学院大学

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野武士集団ともいえる中央学院大学が、ここ近年とても苦しんでいるのが実情だ。

前々回の箱根駅伝で、1区から流れに乗れずに低迷した後、前回は予選会で敗退するなど、本来の粘り強さがなくなってしまっている。

それでも、高校時代には実績がなくても、大学ではしっかり活躍させる川崎監督の育成力が光る中央学院大学。

ケニア人留学生がいないため、全員に高度な走りが要求される中で、どの選手も大崩れは絶対に許されない。

それでも3年生エース吉田礼志は、学生最高レベルの選手。チームの勝利のために爆発力な走りを期待したい。

強み:エース吉田礼志+28分台ランナー6名という選手層
弱み:ケニア人留学生がいない+近年の勝負弱さ

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
飯塚 達也(4) 14:07.84 28:45.15
伊藤 秀虎(4) 14:06.66 28:36.72
蒲田 陽生(3) 14:11.37 29:11.96
工藤 巧夢(3) 14:19.57 28:44.01
柴田 大輝(3) 14:18.64 28:54.81
掘田 晟礼(3) 14:01.67 28:45.89
吉田 礼志(3) 13:45.39 27:58.60
黒岩 勇禅(2) 14:20.61 29:24.14
小松 裕太朗(2) 14:22.46 29:31.72
近田 陽路(2) 14:23.77 29:39.62
三角 洸太(2) 14:17.67 29:17.96
稲見 峻(1) 14:05.50 28:53.53
前原 颯斗(1) 14:15.80 29:23.35

 

8位敗退予想:立教大学

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上野裕一郎監督の下、年々、着実に強くなってきて、今年の箱根駅伝にも出場した立教大学。

節目となる来年の第100回箱根駅伝に出場することを目標としていたが、1年前倒しで出場することができ、上げ潮に乗っている。

ブランド大学でもあるし、これで高校生のスカウトもグッと楽になるに違いない。

しかし、この全日本大学駅伝の予選会を突破する勝負となると話は別。持ちタイムは9位と、突破圏の7位まであと一歩だ。

それでも、各選手が1区~3区までしっかり7位以内にいることができれば、他校のエースが揃う4組でも何とか食い下がれるのではないか。

将来に強豪校となることを見据えて、ケニア人留学生を入れていないことも、この予選会に限れば、悪材料といえるだろう。

強み:10000m28分台が5人。着実に強くなってきている。
弱み:ゲームチェンジャーとなる選手が全くいない

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
白瀬 賢也(4) 14:15.05 30:05.18
関口 絢太(4) 13:55.10 28:29.24
忠内 侑士(4) 14:04.16 29:34.78
安藤 圭佑(3) 14:13.95 29:13.26
中田 紫音(3) 14:17.55 30:08.41
林 虎太朗(3) 13:49.74 28:55.09
山口 史朗(3) 14:08.07 29:35.36
山本 羅生(3) 13:52.01 28:45.06
小倉 史也(2) 14:23.49 30:11.88
國安 広人(2) 14:03.05 28:53.80
馬場 賢人(2) 14:11.30 28:51.19
吉屋 佑晟(2) 13:58.73 31:22.61
木島 陸(1) 14:22.76 30:25.02

 

9位敗退予想:帝京大学

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この帝京大学あたりからは、ゲームチェンジャーがほとんどいない大学になってくる。

今年の箱根駅伝で、1区で失敗したことで挽回できず、シード落ちとなってしまった帝京大学。ぶっちゃけた話、帝京には目立つ選手がほとんどいないので、予想がとても難しい。

それでも、今回持ちタイム8位なので、持ち前の勝負強さを発揮できれば、十分に突破できる可能性がある。

しかし、上位校はケニア人留学生がいたり、日本人でもトップクラスの実力者がいたりするが、帝京にはそれがない。

前回の神奈川大学のような憎らしい戦い方をする他ないだろう。1・2組目で貯金ができるか?

強み:10000m28分台が4人。育成の帝京の勝負強さ。
弱み:ゲームチェンジャーとなる選手が全くいない。

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
小野 隆一朗(4) 14:04.47 28:49.10
末次 海斗(4) 14:29.07 29:08.83
西脇 翔太(4) 13:56.71 28:38.43
岩本 拓真(3) 14:29.14 29:38.81
小林 大晟(3) 14:20.65 28:43.71
林 叶大(3) 14:17.53 29:07.61
福田 翔(3) 14:14.11 28:56.88
山中 博生(3) 14:25.26 29:07.15
尾崎 仁哉(2) 14:18.71 29:10.39
柴戸 遼太(2) 14:06.83 29:00.47
藤本 雄大(2) 14:17.66 29:33.24
賀山 亮成(1) 14:17.23 ---
原 悠太(1) 14:11.10 ---

 

10位敗退予想:日本大学

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学生駅伝の名門・日本大学が近年、苦しみにあえいでいる。箱根駅伝でいえば、3大会連続で予選会敗退に終わっている。

さらに、部員大量退部など部内のゴタゴタもあり、当分厳しそうだなと思っていた。

しかし、それでも昨年は意地を見せて、この全日本大学駅伝の予選会を見事に勝ち抜き、本選は16位で終えている。

そんな日本大学に、高校駅伝の強豪・倉敷高校で全国制覇3度の実績をもつ新雅弘監督が、新たに監督に就任した。

日本一のマンモス大学だけにOBも多いわけで、大きなプレッシャーを感じておられるだろうが、昨年の大東文化大学のように、大きく流れが変わってくれることを期待している。

強み:新雅弘監督&留学生シャドラック・キップケメイの存在
弱み:日本人選手が昨年より明らかに一枚落ちる

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
久保 昇陽(4) 14:22.89 29:16.98
下尾 悠真(4) 13:48.55 28:50.15
西村 翔太(4) 14:10.27 28:51.23
安藤 風羽(3) 14:08.46 29:19.30
大仲 竜平(2) 14:26.59 29:17.16
鈴木 孔士(2) 14:32.88 29:59.31
冨田 悠晟(2) 14:36.48 29:28.59
古川 楓馬(2) 14:13.64 ---
山口 月暉(2) 14:34.96 29:57.47
片桐 禅太(1) 14:26.83 ---
Sキップケメイ(1) 13:36.09 28:13.10
山口 聡太(1) 14:10.55 ---
山室 陽太(1) 14:48.50 ---

 

11位敗退予想:法政大学

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今年の箱根駅伝で7位となり、2年連続のシード権獲得となった法政大学。しかし、全日本大学駅伝は予選会で14位で敗退しており苦手としている。

距離の短い駅伝は苦手かといえば、昨年の出雲駅伝は7位とまずまず健闘しており、よくわからない大学だ。

やはり箱根駅伝での活躍は絶大だし上昇気流にあるとは思うが、それをもたらした4年生が卒業してしまった。

10000mで28分台ランナーもわずか3名しかいないし、持ちタイム11位はなんとも苦しい。それでも意外な勝負強さをみせるだけに予想は難しい。

法政大学にとっても、しっかり今シーズンを戦っていくためにも負けられない予選会だ。

強み:箱根駅伝2年連続シード権&意外な勝負強さをみせる
弱み:強い4年生が卒業して、一気にペラペラの選手層&非力なエース

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
稲毛 崇斗(4) 14:15.90 29:09.61
細迫 海気(4) 14:28.08 29:24.60
松永 伶(4) 13:50.45 28:31.80
三原 伶王(4) 14:28.01 29:54.98
宗像 直輝(4) 14:10.00 28:56.83
小泉 樹(3) 14:16.32 28:50.64
髙橋 一颯(3) 14:29.85 30:12.62
武田 和馬(3) 13:53.53 29:06.30
大島 史也(2) 13:50.04 29:24.23
行天 陽虹(2) 14:28.87 30:23.12
野﨑 翔太郎(1) 14:18.89 30:15.60
野田 晶斗(1) 14:10.90 29:41.89
湯田 陽平兵(1) 14:36.97 ---

 

12位敗退予想:日本体育大学

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持ちタイム10位の日体大をどうしたものかと悩んだが、12位予想とした。

日本体育大学ほどの名門が、年を経る毎に強い選手が抜けていき、どんどん弱くなっている現状はなんとも寂しい限りだ。

その日体大だが、昨年エントリーされた選手はほぼ外して、この予選会は4年生は1人だけで、2・3年生でエントリーを固めてきた。

4年生がケガなのか不調なのか、それとも新たにチームを作り直す過程なのか、真偽はわからないがとても興味深い。

日体大としてはゲームチェンジャーはいないし、持ちタイムもあまりパッとしない中で、箱根駅伝に特化して鍛えている最中かもしれない。

それでも、なんだかんだ上がってくる強さはあるので、ここでも諦めず頑張って欲しい。

強み:突出した選手はいないものの、意外と選手層が分厚い。
弱み:ゲームチェンジャーが1人もいない。誰も失敗できない。

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
漆畑 徳輝(4) 13:50.73 28:59.31
杉本 訓也(3) 14:12.78 29:13.50
住原 聡太(3) 14:14.72 28:54.69
富永 椋太(3) 14:06.20 29:16.43
溝上 賢伸(3) 14:01.31 29:25.80
山口  廉(3) 14:08.15 29:26.96
分須 尊紀(3) 13:59.10 28:59.82
犬童 慧真(2) 14:27.78 ---
浦上 和樹(2) 14:16.87 29:15.24
田島 駿介(2) 14:36.40 29:32.57
平島 龍斗(2) 13:59.00 29:19.86
二村 昇太朗(2) 14:14.08 29:04.88
山崎 丞(2) 13:52.09 28:23.69

 

13位敗退予想:東京農業大学

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かつては箱根駅伝常連校ながら、近年は低迷から抜け出せずにもがき苦しむ東京農業大学。

昨年の箱根駅伝予選会は17位敗退ながら、2021年に高槻芳照が、2022年に並木寧音が、それぞれ関東学生連合のメンバーとして箱根路を走った。

この2人は10000m28分台前半と、Wエースとして十分な持ちタイムをもっている。しかし、他の選手との差があまりにも大きく、現在この地位に甘んじている。

そんな東京農業大学に楽しみなルーキーが入ってきた。僕の地元・報徳学園高校でエースだった前田和摩だ。

すでに5000m・13分台の実力を持つだけに、これからの成長が楽しみだ。この予選会で一気にブレークしてもらいたい。

東京農業大学が突破するには、1組2組を走る選手が頑張って8位前後にいれば、ワンチャンスあると思う。

強み:高槻芳照&並木寧音の強力2枚看板+ルーキー前田和摩
弱み:Wエースと他の選手との隔たりが大きすぎる

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
高槻 芳照(4) 13:53.02 28:11.99
並木 寧音(4) 13:51.74 28:16.30
長谷部 慎(4) 14:22.75 29:53.54
松本 虎太郎(4) 14:29.77 29:17.11
吉村 颯斗 (4) 14:34.89 30:19.05
実井 智哉(3) 14:35.21 29:53.58
髙島 侑翔(3) 14:35.04 29:33.12
圓谷 吏生(2) 14:22.97 29:32.00
原田 洋輔(2) 14:20.38 28:58.83
深堀 優(2) 14:11.56 29:27.85
吉村 智輝(2) 14:38.59 29:49.90
植月 俊太(1) 14:14.73 30:52.06
前田 和摩(1) 13:56.65 ---

 

14位敗退予想:山梨学院大学

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ここ3年連続で箱根駅伝に復帰して、駅伝強豪校への返り咲きを狙う山梨学院大学。

昨年、かなりの活躍で押し上げてくれたJムトゥクが健在なのは、山梨学院大学にとって心強い。

しかし、日本人選手が一向に上がってこないのは、いまひとつ突き抜けられない要因といっていいだろう。

中心になってくるのは、4年生の北村淳生、3年生の村上大樹といったところだろうが、それでも持ちタイムで、5000m・13分台、10000m・28分台の両方をクリアしてほしい。

しかも、この2人と、他の日本人選手との隔たりも大きい。全体的に日本人選手が相当がんばらないと、予選会突破は見えてこないだろう。

強み:留学生ムトゥクの破壊力&箱根駅伝3大会連続出場の自信
弱み:日本人選手の底上げがまだまだ弱く、勢いに欠ける

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
川原 正輝(4) 14:22.48 29:31.94
北村 惇生(4) 14:22.55 28:41.90
島津 裕太(4) 14:21.70 29:22.20
砂川 大河(3) 14:21.76 29:16.68
髙田 尚輝(3) 14:08.91 29:40.12
徳田 秋斗(3) 14:22.78 31:05.74
長谷田 英義(3) 14:12.09 30:11.23
村上 大樹(3) 14:07.34 29:10.00
品田 滉人(2) 14:18.16 29:38.02
Jムトゥク(2) 13:24.73 27:50.54
塚本 陸斗(2) 14:41.48 30:22.09
平八重 充希(2) 14:25.79 29:58.66
占部 大和(1) 14:17.76 29:51.25

 

15位敗退予想:駿河台大学

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昨年の箱根駅伝を初出場して、上昇気流にあった駿河台大学。しかし持ちタイムは15位。全日本大学駅伝・関東地区予選会の突破は難しい。

それに、昨年は箱根駅伝に初出場したことで、気持ちが緩んでしまったのか、はっきりいって全くいいところがなかったと感じている。

しかも、箱根駅伝に出場する原動力となった4年生が卒業して、今回はずいぶん寂しいエントリーになってしまった。

10000m・28分台は、4年生の新山舜心、留学生のムサンガ・ゴットフリーの2人だけでは何とも心許ない。

ただ、今回のエントリーはほぼ2年生中心のオーダーにしてきたので、この中から爆走する選手が出てきたら面白い。

徳本監督にも箱根出場後によけいな不倫スキャンダルもあったが、チームをどれだけ立て直せているのか、すでに燃え尽きているのか、手腕に注目したい。

強み:箱根駅伝出場の経験&2人の28分台ランナーの存在
弱み:2年生中心のチーム編成+エースと他選手との差が大きい

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
新山 舜心(4) 14:16.68 28:45.78
山内 亮威(4) 14:34.22 30:16.62
佐々木 瑠希(3) 14:40.17 30:06.70
岡﨑 樹(2) 14:36.69 29:44.04
沖 勘太郎(2) 14:41.03 30:32.98
長田 拓巳(2) 14:32.95 29:41.43
倉島 啓人(2) 14:42.75 30:09.18
小池 佑希(2) 14:30.86 29:38.73
東泉 大河(2) 13:54.37 29:06.51
藤井 空大(2) 14:16.10 29:36.82
Mゴットフリー(2) 13:35.56 28:28.36
大橋 正昊(1) 13:59.82 29:14.96
古橋 希翁(1) 14:08.70 29:12.10

 

16位敗退予想:麗澤大学

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悲願の箱根駅伝出場を目指す麗澤大学。過去何度もあと一歩まで迫ってきただけに、何とか頑張ってもらいたいチームだ。

ちなみに前回の箱根駅伝予選会は14位敗退だったが、他大学も強化が進む中で健闘し、首の皮一枚つなげて何とか耐えているというイメージ。

そんな麗澤大学には2人のエースがいる。1人は留学生のデイビット・シュンゲヤ。ケニア人の中でもかなりの実績を残している強い選手だ。

もう1人が日本人エースの鈴木康也。昨年の箱根駅伝予選会でも、最後まで日本人先頭集団で走った選手で、2022年に関東学生連合のメンバーとして6区の山下りを経験している。

この2人が飛び抜けていて、他の選手との隔たりが大きいものの、この全日本大学駅伝・関東地区予選会はガチンコ勝負ができる、とても貴重な試合となる。大事に戦って欲しい。

強み:シュンゲヤ&鈴木康也の2枚看板の強烈な爆発力
弱み:他の選手は、明らかに力量不足

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
今野 純(4) 14:27.57 29:48.31
若田 宗一郎(4) 14:26.33 29:59.94
牛ノ濱 翔汰(3) 14:17.10 31:41.81
工藤 大和(3) 14:12.37 29:18.79
小林 丈留(3) 14:22.93 29:40.93
鈴木 康也(3) 14:14.78 28:49.55
廣瀬 啓伍(3) 14:11.59 29:20.10
神之田 大翼(2) 14:46.44 30:21.01
榊原 巧(2) 14:30.11 29:52.30
Dシュンゲヤ(2) 13:38.04 27:46.08
若井 涼(2) 14:36.27 30:18.67
杉本 翔輝(1) 14:45.13 ---
中村 友翼(1) 14:51.66 ---

 

17位敗退予想:国士舘大学

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2017年から箱根駅伝に7回連続出場している国士舘大学。途中、何度も苦しかったはずだが、なかなかのしぶとさを見せている。

その原動力となってきた上級生が卒業するたびに、今年の国士舘大学は厳しいという印象になるが、そのたびに走る選手が出てきて、強さを維持し続けている。

ということは、地味ながら育成力がある証拠で、2・3年生中心のエントリーをしてきて、今年も存在感を示したいところだ。

エースは3年生のピーター・カマウだが、好不調の波が激しい印象で、いまひとつ圧倒的な爆走という感じがしない。

全ての日本人選手がもう何段階も成長しないと厳しいが、1・2組で上位に入って、周囲をあっと言わせたいところだ。

強み:ピーター・カマウが好調+箱根駅伝連続7回出場の実績
弱み:昨年4年生だった主力が卒業し、戦力大幅低下

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
福岡 亮宏(4) 14:23.85 29:53.61
山本 龍神(4) 14:03.05 29:00.14
小林 瑠偉(3) 14:22.56 29:52.85
中島 弘太(3) 13:57.29 29:18.86
生田目 惇(3) 14:21.44 29:36.33
西田 大智(3) 14:15.20 29:33.44
Pカマウ(3) 13:55.37 28:21.49
松井 遼太(3) 14:19.02 29:33.14
生駒 直幸(2) 14:10.59 29:41.47
川勝 悠雅(2) 14:20.52 29:21.46
竹前 光哉(2) 14:23.37 29:52.38
富岡 晃世(2) 14:15.98 29:40.87
江上 天晴(1) 14:26.52 ---

 

18位敗退予想:専修大学

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箱根駅伝3大会連続出場中の専修大学。箱根駅伝本選では毎回、期待外れの結果に終わってしまっているが、それでも選手の自信になったはずだ。

持ちタイムは18位で、日本人エースの木村暁仁がエントリー漏れということで、この予選会を突破することは極めて難しい。

それに、高校時代は無類の強さを誇っていた留学生のダンカン・キサイサが、大学ではいつまでもくすぶっているのが気になる。そろそろ爆発してほしい。

コーチ陣を充実させたり、いろいろと手を尽くしているようだが、まずはケガ人を減らして、他大学に負けないタイムを出すしかない。

選手たちの本命は箱根駅伝予選会だろうが、全日本大学駅伝・関東地区予選会をしっかり戦って、ブレークのきっかけとしたい。

強み:箱根駅伝3大会連続出場&田島・大西・キサイサの実績
弱み:一部の選手を除いて、トラックのタイムが伸びていない

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
田島 洸樹(4) 14:10.67 28:54.78
水谷 勇登(4) 14:08.00 29:38.83
山城 弘弐(4) 14:27.18 30:09.48
有本 逸(3) 14:41.98 30:58.30
Dキサイサ(2) 13:39.16 28:11.79
手塚 太一(2) 14:07.93 29:29.67
福田 達也(2) 14:22.19 29:39.54
藁科 健斗(2) 14:30.68 29:48.58
江幡 凛太朗(1) 14:22.76 30:25.44
大西 裕翔(1) 14:03.88 30:39.18
具志堅 一斗(1) 14:24.70 29:53.82
佐藤 陸(1) 14:24.54 29:55.29
和田 晴之(1) 14:27.63 29:40.84

 

19位敗退予想:芝浦工業大学

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前回の箱根駅伝予選会を20位で敗退した芝浦工業大学。それでも近年、少しずつ順位を上げてきており、選手の自信になったはずだ。

持ちタイムは19位だし、ケニア人留学生もいないということで、この予選会を突破することは極めて難しい。

しかしながら、選手たちの本命は箱根駅伝予選会だろうが、全日本大学駅伝・関東地区予選会をしっかり戦って、ガチンコ勝負の厳しさを味わうことが、まずは大切だろう。

この予選会を糧に、本命の箱根駅伝予選会を突破するきっかけとしたい。

強み:橋本&横尾の10000m・28分台ランナーが2人
弱み:他の選手はまだまだ実力不足

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
大谷 健斗(4) 14:16.03 29:47.02
橋本 章央(4) 14:13.91 28:40.83
三浦 剛(4) 14:15.12 29:13.14
大野 悠翔(3) 14:41.83 30:54.17
大森 隼人(3) 14:38.20 31:40.49
志賀 智也(3) 14:33.01 30:17.44
室井 慶太(3) 14:34.16 29:41.08
渡邊 悠太(3) 14:32.16 29:25.31
内山 壽頼(2) 14:32.11 29:12.31
國井 優仁(2) 14:41.62 30:16.00
横尾 皓(2) 14:04.28 28:47.98
石井 達也(1) 14:53.33 32:22.73
丹野 暁翔(1) 14:44.66 30:58.75

 

20位敗退予想:亜細亜大学

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かつて2006年(平成18年)第82回箱根駅伝で悲願の初優勝を果たした亜細亜大学。しかし2008年に、松野明美を育てたことで有名な岡田正裕監督が去ってからは、ずっと低迷が続いている。

2010年(平成22年)の第86回大会から出場できていないが、予選会の順位もだんだん下がってしまっていて、前回の箱根駅伝予選会を24位で敗退した亜細亜大学。

選手たちの本命は箱根駅伝予選会だろうが、全日本大学駅伝・関東地区予選会をしっかり戦って、ガチンコ勝負の厳しさを味わうことが、まずは大切だろう。

この予選会を糧に、本命の箱根駅伝予選会を突破するきっかけとしたい。

強み:モゲニ&片川の10000m・28分台ランナーが2人
弱み:他の選手はまだまだ実力不足

 

エントリー13選手とベストタイム

5000m 10000m
門田 雄誠(4) 14:37.83 29:33.45
中西 勝輝(4) 14:39.22 29:53.54
外間 郁也(4) 14:31.13 29:27.26
稲森 勇翔(3) 14:11.24 29:02.72
片川 祐大(3) 14:01.36 28:27.51
堤 亮雅(3) 14:48.93 30:19.00
荒井 秀太(2) 15:10.18 30:16.62
安濃 寛人(2) 14:43.77 30:15.41
杉谷 蒼天(2) 14:31.12 30:40.74
西本 光汰(2) 14:43.41 30:21.75
横田 哲太(2) 14:49.98 30:28.37
Jモゲニ(1) 13:30.13 28:12.55
高﨑 陸(1) 14:42.64 29:51.70

 

 

最後に

全日本大学駅伝・関東地区予選会2023予想と各大学の戦力、いかがだったでしょうか?

偉そうに予想してみましたが、正直なところ、おもいっきり予想を外しそうな気もしています。

それくらい予想は難しいですし、それだけに楽しみでもあります。

出場する全20大学の選手の皆さんが、持てる力を全て発揮して、熱い戦いを期待したいですね!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

 

 

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