狭い日本のことだけでなく、広い世界に出てみたい!誰でも一度は思うことではないでしょうか?
目次
かつての僕は…
僕は、昔は海外旅行する人の気持ちがわかりませんでした。
そもそも昔は海外旅行というのはとても高いもので、おいそれと出掛けられるものではありませんでした。
頭の中だけと現実とはぜんぜん違う
だから、海外に行く人はエエ格好しいか、自分には関係ない世界の人なのか、コストパフォーマンスを計れない人なのだと思っていました。
「ほ~ら、ゆっくり目を閉じてごらん。そして頭の中で、憧れの国に降り立ったことを想像してごらん!うん!素敵な国だね。何て美味しい料理なんだ!町並みもキレイだ。日本とは全然違うね!」
と、夢の中での出来事を心地良く語った瞬間!
手をパ---ンッと叩いて「ハイ!終わり~~~!ハイ40万円!ハイ出そうね!すぐ出そうね!」みたいな感じで、詐欺や泥棒に遭うようなものだと思っていました。
体験、経験というものを完全に甘く考えて、何の価値も見出していませんでした。
でも、実際には体験、経験ほど大切なものはないと気付いた今は、とても後悔しています。
旅行は我慢してお金を貯めてから!ではなくなった
話を戻しますと、コスト的にも最近はLCC(格安航空会社)も増えてきました。
さらに、とてもお安く行けるパック旅行も増えてきました。
ですから、お金をそれほど必死になって貯めなければいけないとか、そういったものではなくなり、我慢するようなものでもなくなりました。
若い人の旅行は1人で!
僕は、若い人には特に一度は海外に一人で出掛けることをオススメしています。
この「一人で」というのがとても大切です。
もちろん友達と海外に出掛けること自体を、否定しているのではありません。
ただ、友達と出掛けるのは、その友達との親睦を深めることが一番の目的です。
なので、そうした目的のときは、友達とわいわい楽しく出掛ければいいと思います。
1人でないと、力はつかない
しかし、世界に出て見聞を広めたい!外国語を習得したい!その国のことを学びたいという目的であれば、みんなと連れだっていくのはよくありません。
友達と出掛けることでどうしても甘えが出てしまいますし、自分の責任で全てを乗り切るということが出来なくなってしまいます。
ですから、一人で出掛けてみることが本当に大切です。一人で出掛けるとなると、途端に不安になるものです。
治安はどうなのかな?
病気したらどうしよう?
言葉が全く通じなかったら、どうしよう?
などなど、色々な不安な気持ちを抱えながら、現地で失敗しながら、様々なことを体験をしていくことが、とても大切なのです。
みんなと行った海外旅行だったから…
ちなみに僕が初めて海外旅行したのは、もう22年前、1997年(平成9年)の社員旅行で、中国返還前の香港に行ったのが最初です。
当時の僕は仕事に対する意欲もなく、うまくいかない仕事に対して正面から向き合おうともしていませんでした。
だから、『出来なかったら仕方ないやん!』とばかりにいい加減で、社会のことも何もわかっていませんでしたし、いわゆるダメ社員でした。
だから、社員旅行で香港に行きますよ!となったときも、「まぁみんながいるし、みんなの後ろに着いていけばいいや」くらいしか考えていませんでした。
だから、香港のガイドブックすら一度も見ていませんでした。本当にバカでした!
実際に行かないと絶対わからない
当時の香港に対する印象といえば、ジャッキー・チェン、カンフー、キョンシー(中国版ゾンビみたいなの)くらいのもの。
当時の香港は中国返還前で、お金持ちは共産主義の中国を嫌って、アメリカやオーストラリアに移住して逃げているというニュースを見たことがありました。
でも、本当にそれだけ…。
当時の僕は海外というものに関心が全くなかったのです。でも、ほとんどの日本人も似たようなものだったはずです。
日本は平成2年にバブルが弾けて、苦しんでいましたが、そのうち良くなると信じていました。
そして、海外といえば、アメリカかヨーロッパ。それも西側だけ。
自分の目で見ないと、情報操作の餌食に
だから、ソ連は悪い国だったけど崩壊した。
だから共産主義はダメだと教えられてきましたし、疑いもしませんでした。たぶんそうなんやろなと…。
中国については、福建省からたまにボートピープルが流れ着くニュースがあるくらいで、中国は貧しい国という印象でした。
まさか22年でここまで変わるとは…。
こんなにも変化することになるなんて、当時は夢にも思いませんでした…。
他人任せは結局じぶんが損をする
そして、何とかパスポートだけは仕方なく取って、香港旅行の初日を迎えました。
当時、何も考えていなかった僕でも、関西空港から飛行機に乗って、香港に到着するまではそれほど問題はありませんでした。
当時の香港は、世界一危険な空港と呼ばれていた啓徳空港でした。
高層ビルが建ち並ぶ九龍地区を縫うように着陸していくため、気流が悪くひどく揺れて怖かったのを覚えています。
でも、香港に降り立ったときからが大変だったのです。
僕としては格好悪すぎて、赤面ものです。次回に続きます。
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